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醍醐寺という場を題材として
自分たちでテーマを見出し、
解決に取り組む

introduction

“受講生が主体的に学ぶ姿勢を大切にしたい”という笠井先生と醍醐寺の想いが合致し、実現した「醍醐寺×龍谷大学クラス」。受講生が醍醐寺の関係者や地域の方々と話し合い掲げたテーマは、「醍醐寺を舞台に人々が紡いできた“祈り”を可視化し、今後も新しい祈りを紡ぎ続けられるような場とすること」。醍醐寺での合宿を実施したり、また、授業に醍醐寺の関係者に参加いただいたりするなど、醍醐寺の関係者とのコミュニケーションを重視し、積極的に活動したからこそ気づき、吸収できたことを、参加メンバーたちが振り返りました。

醍醐寺
執行・総務部長
仲田 順英さん

龍谷大学
社会学部 専任講師
笠井 賢紀先生

メンター学生
龍谷大学 社会学部
コミュニティマネジメント学科 3回生
長谷川 大介さん

お寺や大学が敷いた道を歩くのではなく、
未知の課題を見つけることに意味がある

醍醐寺さんが今回の取り組みに協力していただくことになった、きっかけをお聞かせください。

お寺はもともと仏教の教えを説く場所であると共に、学びの場所でもありました。醍醐寺はそうしたお寺のあり方を大切にし、これまでさまざまな取り組みに携わってきました。そうした中で、こちらが課題を提示するのではなく、学生の皆さんが課題を見つけて学ぶことが大切だと感じていました。そんな時、笠井先生と出会い、同じ想いをもっていることを知り、参加させていただきました。

受講生の皆さんは、どんなところに魅力を感じて参加したんですか?

世界遺産である醍醐寺で学べることが魅力的でした。お寺というと敷居が高くて、過去のものというイメージだったのですが、 “今”の課題を見つけ取り組めることに興味をもちました。

お寺の方や地域の人たちと関わり、課題解決していくプロセスがおもしろそうだと思いました。

私はグループワークに関心があました。募集要項に「覚悟をもって志望すること」と書いてあって怖そうだなと思ったのですが(笑)、新しいことにチャレンジするため大学に入ったので、思いきって参加しました。

それくらい熱意のある学生さんに参加してほしかったので(笑)。

皆さんの熱意は感じましたし、私たちも多くのことを学ばせていただきました。

学生が導きだしたテーマと
醍醐寺の想いが自然に重なる

授業のテーマを自分たちで決めることも、このクラスの大きな特徴でした。

お寺に関わるさまざまな方や地域の方々、参拝に来られた方にインタビューをして、テーマを絞っていったのですが、想像以上に難しかったです。

私は僧侶の方にインタビューさせていただいたのですが、うまくお話を聞くことができず落ち込んでいたら、後日、話の内容を分かりやすくまとめたメールをいただき、感激しました。

学生はスムーズにこなせたかどうかということに気をとられがちですが、今回の場合なら僧侶の方が質問されたことについて考えてくださった、リアクションが重要なんです。

インタビューや話し合いを重ねていく中で、多くの人が夢や感謝といった想い=祈りをもっていて、それらを共有することで大きな力になるのではないかと考えるようになったんですよね。

人や想いがつながる接点として醍醐寺がある。

そうですね。学生さんが自分たちで考え導いたテーマが、私たちの想いと同じだったことに驚いたと同時に、喜びを感じました。

醍醐寺でたくさんのことを
経験したからこそ実感できたこと

そして、さまざまな人の祈りを発信するため、ポストカードをつくることになったわけですが。

ここまでくると、自分たちがすべきことが見えていたので、ブレることはありませんでした。

合宿でとことん話し合ったことがポイントになりましたね。

テーマが決まってからは、メンバーが同じ方向を向いて取り組んでいることが伝わってきて、充実していました。

1年間いろいろな経験をしましたが、この授業で学んだことは?

お寺が近い存在に感じられるようになりました。また、課題を見つけ解決するためには、いろいろな人に会って話を聞くことが大切なんだと実感しました。

私は1回生で、前期は授業についていくことで精一杯だったのですが、後期は前期の経験を活かして動けるようになったことが収穫です。

福祉について学んでいるのですが、普段の授業では直接地域の方と接する機会は限られているので、今回の授業は勉強になりました。社会に出てからも、この経験が活かせると思います。

僕は教職課程の授業を受けていて、リーダーシップや指導することを学びたいと思い、メンターとして参加しました。皆さんに支えられながら1年間がんばれたことは、大きな自信につながりました。

今回の取り組みを通じて、お寺が皆さんの生活とつながっている場であることを感じ取ってもらえたこと、そして、皆さんにとって醍醐寺が学びの場になったことを嬉しく思います。

【科目名】コミュニティマネジメント特論:世界遺産と学ぶ 課題発見・解決過程

龍谷大学 社会学部
コミュニティマネジメント学科

笠井 賢紀先生

醍醐寺関係者に対するヒアリングや対話等を通じてお互いに課題を認識し、その解決策を探っていく科目です。まず、ヒアリング等の調査手法について学び、それらを使ってどのように調査を進めていくかを考えた上で、グループごとに醍醐寺関係者や地域住民等に調査を行います。調査の過程で世界遺産関係者とともに合宿等をするなかで課題や解決策の方向性を明らかにし、最終的には醍醐寺内で成果物等を展示します。参加型学習や場づくりの方法を学びながら課題や目的を他受講生や関係者ともに発見し、設定していくことが特徴です。

※掲載科目は2015年度の開講科目です。

※受講生の所属・学年は2015年度時点のものです。

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