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多くの人に二条城の魅力を伝える
SNSを活用したアプローチを考える

INTRODUCTION

「O2O*マーケティングによる地域活性化」の学習目標は、SNSをはじめとするソーシャルメディアでのプロモーション活動を通じて、来城促進や周辺地域の活性化につながる効果的なアプローチを考えること。今回はフィールドワークを終えたメンバーの名嶋さんと、二条城事務所の課長であり保護技師でもある後藤さんにお話をうかがいました。

※O2Oとは、「Online to Offline」

二条城
元離宮二条城事務所 課長
後藤 玉樹さん

同志社大学
政策学部 3回生
名嶋 恵理奈さん

ターゲットにマッチした切り口で
魅力を伝えることが大切

私は将来メディアの仕事がしたいと考えていて、SNSを活用したプロモーションに興味があったので、この科目に参加しました。そして、二条城のホームページや関連書籍を見て、御殿の素晴しさや、歴史的に重要な役割を果たしていたことを知り、この魅力を多くの人に知ってほしいと思いました。

国が「文化財の保存と活用」という方針を打ち出したことでも分かるように、二条城をはじめとする国宝・世界遺産も、その価値や魅力を発信する取り組みは重要な位置を占めています。しかし若い人や外国人に興味をもってもらうためには、従来のアプローチではミスマッチを起こしてしまいます。この科目が有効な方法を見出すきっかけになると共に、学生の皆さんの“学びの場”になればと思い、協力させていただきました。

新しい取り組みといえば、修復費を募る「一口城主」という制度は、誰でも参加できるので素晴しいと思います。

ネーミングがいいでしょう。ご存知かもしれませんが、この制度は熊本城さんがはじめたんです。修復費を集める良い方法はないだろうかと思案していた時にこの取り組みを知り、取り入れさせてもらいました。もちろん熊本城さんには承諾を得ています(笑)。

「一口城主」は、募金をした人が城主になれるという体験ができるので、SNSでのクチコミ効果が期待できると思います。

そういった新しい感性に触れることは、私たちにとっても勉強になります。

“やりたいこと”だけでなく、
現状を踏まえたプランを

プロジェクトは順調に進んでいますか?

ターゲットをどのような人たちに設定するか、二条城の魅力は何か、どのような切り口でアピールするかをメンバーと話し合った結果、若い女性をメインターゲットに、二条城のことだけでなく、周辺のお店情報も紹介する方向でまとまりつつあります。その際、二条城の職員さんに歴史や建造物の特徴などをガイドしていただいたこともヒントになりました。

二条城にはしっかり食事ができる場所がないので、周辺のお店紹介はいいアイデアですね。若い女性だけでなく、外国人にとっても知りたい情報だと思います。

二条城で撮影した写真をアップして、観光気分をみんなで共有できることもSNSの特性なので活用したいと考えています。

なるほど。海外の美術館などでも、館内で撮影できるところが増えています。ただ、多くの人が写真撮影をすると混雑の原因になったり、安全性の問題も出てくるので、その辺りもしっかり考える必要がありますね。

そういった現状は現地を訪れて、関係者の方々にお話を聞かないと分からないことなので、今後のマーケティングやプロモーションに役立ちます。もう一度、メンバーとプランを練り直します(笑)。

私たちもオープンな姿勢で、新しいアイデアや取り組みを参考にしていきたいと思います。

担当教員からの一言

[科目名]
世界遺産PBL講座
O2Oマーケティングによる地域活性化

同志社大学 政策学部 教授

多田 実先生

ソーシャルメディア等のオンライン上の情報に反応して、オフラインである実際の店舗や販売所に消費者を誘導するマーケティング手法を扱っていきます。一般的に展開されている二条城を含めた周辺の特産品や名所等をアピールするだけにとどまらず、対象者の心をさらにつかむためには、新たな「仕掛け」を考えていくことが重要になります。本科目では、それらの「仕掛け」を生み出すため、二条城周辺等において調査を行い、イベントの実施やアウトドア広告などのような具体的なプロモーション案を考えます。そこから地域活性化に向けた新しい問題解決アプローチを提案・一般化させることを目指します。

※掲載科目は2016年度の開講科目です。

※受講生の所属・学年は2016年度時点のものです。

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