取組名称
多摩未来創造フォーラム
取組の概要
多摩地域の大学の理事長・学長が参集する情報交換会「多摩の大学理事長・学長会議」の事業を継承した取組み。2000年に中央大学で27大学の学長、10市の首長、多摩地域の企業人、教職員や市民も参加して1000人規模で開催されたシンポジウム「多摩はシリコンバレーになれるか」をテーマに、「大学の地域貢献」を学長宣言として公表しその実現団体として「ネットワーク多摩」が結成され、小池都知事をはじめ第一線級の講師陣をお迎えして毎年開催しています。
取組の目的
多摩地域の大学の理事長・学長はじめ、産官学の加盟団体関係者が直接情報交換や懇親を深めると同時に、一般市民にも時々の重要なトピックスをテーマにしたシンポジウムを開放して、地域に開かれた啓蒙的な役割も担っています。複数の自治体が加盟していることから「多摩地域の喫緊の課題や将来展望」をもとに、人口減少時代を迎え、多摩地域における広域連携を意識することの重要性がますます増大していることについての啓蒙的役割も担っています。
実施成果
2020年度まで、各大学の講堂やベネッセコーポレーション会議場など1000名規模で開催できるスペースを加盟団体の協力のもと用意して、基調講演やシンポジウムを企画運営しています。なお、一般市民にも公開することから、加盟団体の京王電鉄の全駅にポスターを春などして、加盟団体が持つ資源の投入を図っています。また、各回とも報告書を作成し、各加盟団体や多摩地域30自治体に配布しています。
今後の展望
DX時代を迎え、23区の2倍の土地面積を持つ多摩地域にとって、交通ネットワークが手薄な事から「移動の制約」は地方と同様な悩みの種です。移動制約を克服する手段として、DXによる活動のリアルとバーチャルのハイブリッドなコミュニケーションネットワークの構築があります。20代の若者だけでなく、人生100年時代を迎えようとしている中高年層へのリカレント教育も視野に入れ、積極的な関与を産官学のネットワークを通じて行う準備をしています。