

激変する将来社会を切り拓く
新たな人材の育成にむけて
~不易流行で考える大学間連携と産官学協働~
~不易流行で考える大学間連携と産官学協働~
現在、高等教育は大きな転換期を迎えています。
文部科学省が中央教育審議会に諮問した「急速な少子化が進行する中での将来社会を見据えた高等教育の在り方について」にも示されているように、人口減少やAIの進展、高校における課題解決型学習の広がりなど、大学を取り巻く環境は大きく変化しています。
こうした社会的変化に対応し、文理横断・文理融合型教育やリカレント教育の推進を通じて、多様で柔軟な学びを支え、未来を担う高度専門人材を育成することも、重要な使命となっています。
また、地域の中核的な存在として発展していくためには、大学だけでなく、自治体や産業界など多様な立場の関係者と連携し、産学官が一体となって取り組みを進めることが欠かせません。
このような中で、高等教育機関には、その本質を守りつつ、時代の変化をしなやかに取り入れる「不易流行」の姿勢が求められています。中央教育審議会が示した「我が国の「知の総和」向上の未来像~高等教育システムの再構築~」の答申を視野に入れ、大学間連携の本質を見つめ直すことが重要です。
たとえば、大学コンソーシアムひょうご神戸が継続して実施している留学生インターンシップの取り組みには、変わらぬ理念と、社会の変化に応じた実践の両面が表れています。
本フォーラムでは、大学間連携組織の活動を改めて振り返り、その原点を見つめ直すとともに、最新の実践事例に学び、これからの高等教育のあり方をともに考える機会にしたいと考えています。
急速な少子化・デジタル化など社会環境の大きな変化を受け、高等教育機関にはこれまで以上に柔軟かつ戦略的な連携が求められています。
本シンポジウムでは、大学コンソーシアムという枠組みを通じて、地域社会との共創をいかに実現するかを議論します。
多様なステークホルダーが連携することで生まれる新たな価値や可能性を探り、持続可能な地域社会と高等教育の未来を展望します。
甲南大学経営学部卒/大阪市立大学大学院創造都市研究科都市ビジネス専攻/アントレプレナーシップ研究分野(修士課程)修了。
以前はコンサルタント会社で『組織変革』をテーマに、経営診断・各種制度改革・幹部教育などの企画立案を企業に対して行う。1999年に現在の会社を引き継ぎ、自社ブランド製品開発・販売、業態転換を果たす。現在は自身の実践的経験を踏まえ、社内外で新規事業開発プロジェクトを推進している。
慶應義塾大学文学部人間関係学科卒、神戸大学発達科学部中退。アパレルデザイナーを経て独立。オーダースーツを売りながらWeb構築やコミュニティ運営した後に通販業を創業。リピート率80%を達成する。子らの高校卒業と同時にビジネスコンテンツ制作/販売開始。 スティーブ・ウォズニアックやマークザッカーバーグの実姉来日等も直接交渉して実現。2022年スタートアップであるxRsionを創業。
監訳書として『新訳ハイパワーマーケティング』『FIND YOUR WHY』『本物の交渉術』『センテニアルズ』等。
社会学者。1957年、東京生まれ。國學院大学観光まちづくり学部教授、東京大学名誉教授。上演論的アプローチから都市論、メディア論を展開、日本のカルチュラル・スタディーズで中心的な役割を果たしてきた。長く東京大学で教え、大学院情報学環長、大学総合研究センター長、教育企画室長、副学長などを歴任。現在、デジタルアーカイブ学会長、東京文化資源会議会長。
主な著書に、『大学とは何か』(岩波新書)、『「文系学部廃止」の衝撃』(集英社新書)、『五輪と戦後』(河出書房新社)、『知的創造の条件』(筑摩書房)、『大学という理念』(東京大学出版会)、『東京裏返し』(集英社新書)『大学は何処へ 未来への設計』(岩波新書)、『東京復興ならず』(中公新書)、『空爆論』(岩波書店)、『敗者としての東京』(筑摩書房)、『さらば東大』(集英社新書)、『東京裏返し 都心・再開発編』(集英社新書)、『アメリカ・イン・ジャパン』(岩波新書)等、多数。
1994年3月に関西学院大学法学部を卒業。松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)に入社し、野球部に所属。1999年4月に学校法人関西学院に入職し、総務課、大学課、研究推進社会連携機構事務部、学生活動支援機構事務部に所属。入職後は業務の傍ら大学硬式野球部の指導に携わり、2019年6月から監督を務める。
専門分野は高等教育論、教育社会学。博士(社会学)上智大学。2005年より文部科学省大学設置・学校法人審議会(大学設置分科会)特別委員、中央教育審議会臨時委員を務め、現在は学校法人運営調査委員。その他、(一社)学修評価・教育開発協議会理事長、(一社)大学都市神戸産官学プラットフォーム監事、(一社)大学コンソーシアムひょうご神戸理事、国際大学間の未来ネットワーク副会長を兼務。一般社団法人大学教育学会理事、日本高等教育学会副会長
全国のコンソーシアム組織の先進的な事例や活動状況を紹介します。
実践的な取組みや色々な情報を収集いただく場として、ご活用ください。
大学コンソーシアムひょうご神戸加盟校による展示コーナーです。
大学の垣根を越えた連携の力が、新たな価値を生み出しています。本セッションでは、兵庫県内外の大学同士が協働して進める多様な取り組みをご紹介。教育改革や地域貢献、人材育成など、各大学の連携がどのように展開されているのかを、実例を通してご覧いただけます。
大学が地域や企業、行政とともに創り上げる、産官学連携の成果を紹介します。先進的な研究から地域密着型の活動まで、大学の知と力がどのように社会へつながっているのか、各大学の個性豊かな取り組みを展示します。
阪神・淡路大震災から30年。あの日の教訓を次世代へとつなぐため、今も多くの大学が教育・研究の現場で取り組みを続けています。防災教育や地域連携、災害対応の実践的研究など、震災の記憶を風化させず、未来の命を守るための活動をご紹介します。大学ならではの視点で育まれる「伝える力」と「備える力」に、ぜひご注目ください。
全国からお越しの大学・コンソーシアム関係者の皆様と、立食形式で気軽に交流いただける情報交換会を開催します。地元ならではのお食事を楽しみながら、ポスターセッションの展示をご覧いただき、取り組みや課題について意見交換できる貴重な機会です。ひょうごの魅力を五感で味わっていただき、交流を深めるひとときに、ぜひご参加ください。
留学生の定着に向けて
大学コンソーシアム京都が事務局となり、大学、日本語学校、専修学校、企業、経済団体、行政等が参画する「留学生スタディ京都ネットワーク」において、京都地域における留学生の誘致や受入体制の整備に取り組んできました。人口減少社会への対応が社会的な課題となる中、大学等を卒業した留学生の就職支援など、高度人材が地域に定着するための取組がより重要となってきています。本分科会では、行政、大学、企業における取組事例を共有し、留学生の地域社会への定着を見据えた留学生誘致・支援に係る今後の展望について議論を行います。
上田 久文氏
京都市総合企画局 国際都市共創推進室 大学連携推進課長
笠森 快氏
龍谷大学キャリアセンター
李 英蘭氏
株式会社ゲートジャパン 執行役員
今西 利之氏
京都産業大学 外国語学部長
共に学び・共に地域を創る場をどのようにして構築するか
本分科会では、リカレント教育、特に地域や企業等と共働・共創するリカレント教育を各大学、各コンソーシアムでどのように取り組めばよいか検討します。そのためにまず、リカレント教育とは改めて何をどのようにすることなのか、また、その課題は何か、概観を捉えていきます。次に大学と地域が連携したリカレント教育プログラムについて実践例を報告いただきます。さらに、企業側からの視点からも大学と協働し、リカレント教育を行う意義についても報告してもらい、理解を広げていきます。その上で、大学コンソーシアムだから取り組めるこれからのリカレント教育について、報告者・参加者とともに意見交換を行います。
佐々木 英和氏
宇都宮大学 地域創生推進機構 教授
杉山 歩氏
山梨県立大学・学長補佐・地域人材養成センター長
樫原 洋平氏
株式会社リンクアンドモチベーション エグゼクティブディレクター
中山 隆氏
宮崎大学 学び・学生支援機構 共創人材育成部門 副部門長
阪神・淡路大震災から30年 若者と考える被災地支援と語り継ぎのチカラ
2025年1月、阪神・淡路大震災から30年を迎えました。震災を知らない世代が半数を超える中、当時の経験を語り継ぐことの重要性が増しています。本セッションでは、広域大学間連携に取り組んできた「TKK3大学連携事業」の枠組みを共有し、若者による被災地支援や語り継ぎの取り組みについて意見を交わし、被災地で感じたことや継承の工夫を通じて、次の大規模災害に備える力を育むことを目指します。
石塚 裕子氏
東北福祉大学 共生まちづくり学部 共生まちづくり学科 教授・地域創生推進センター長
村上 正浩氏
工学院大学 建築学部まちづくり学科 教授・教育支援機構防災・減災教育センター所長
東北福祉大学、工学院大学、神戸学院大学、熊本学園大学、金沢大学 学生メンバー
中田 敬司氏
神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科 教授・TKK学び合い連携センター長
参加
お申込みの
お手続き
下記申込ボタンから「メールアドレス確認フォーム」にアクセスし、メールアドレスを登録する。
<全国大学コンソーシアム協議会加盟組織について>
全国大学コンソーシアム協議会加盟組織に属している場合、申込みの際に所属組織をご入力ください。
ご所属の機関が全国大学コンソーシアム協議会の加盟組織かどうかについては、以下のページをご参照ください。
https://www.consortium.or.jp/project/zenkoku-conso/office
登録したメールアドレスに「参加申込フォーム」のURLが届く。
メールに記載されているURLにアクセスし、申込み手続きをする。
申込完了後、「申込み完了メール」が届く。
申込み完了メールが届かない場合は、協議会事務局までお問い合わせください。
申込み完了後の変更は、一切受け付けられません。
シンポジスト、コーディネーター、分科会報告者の方は申込み不要です。
参加費の
お支払い
申込み手続き完了後、支払い方法についてのメールが届く。
クレジットカードまたは最寄りのコンビニエンスストアで参加費を支払う。
※銀行・ゆうちょ銀行などの金融機関ではお支払いができませんのでご注意ください。
申込区分 | 参加費 | 情報交換会費 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
参加のみ | 一般 | 5,000円 | ― | 5,000円 |
学生 | 0円 | ― | 0円 | |
参加+情報交換会 | 一般 | 5,000円 | 4,000円 | 9,000円 |
学生 | 0円 | 2,000円 | 2,000円 |
お申込み手続きおよび参加費のお支払いが完了していない方は、ご参加いただけません。あらかじめご了承ください。
お支払いいただいた参加費は、準備費用として使用いたしますため、誠に恐縮ですが、いかなる理由におきましてもご返金はいたしかねます。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
参加費の支払いが完了したら、参加証がメールで届く。
8月8日(金)になっても参加証(メール)が届かない場合は、協議会事務局までお問い合わせください。
開催当日
参加証(メールまたはプリントアウト)を持参し、受付にて提示する。
代理の方が参加される場合は、参加証(メール)を持参して、当日の受付にてお申し出ください。
第22回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムに参加をご希望の方はこちらからお申し込みください。
お申込みについてはコチラご来場の際には、公共交通機関でお越しいただきますようお願いいたします。
講演会場、分科会会場では、携帯電話・スマートフォン等の電源をお切りになるかマナーモードにするなど、音が出ないようにご配慮をお願いいたします。
ゴミは各自でお持ち帰りいただきますようご協力の程よろしくお願いいたします。
大学内に食堂、コンビニはございません。
(会場の最寄り駅であるみなとじま駅周辺にはあまり飲食店はございません)
2025年度より、予稿集と報告集は冊子ではなくPDFデータでのご提供とさせていただきます。予稿集については、PDFデータをフォーラム当日の約3日前にフォーラム申込者のメールアドレス宛にお送りする予定です。
報告集についても、販売は行わず、フォーラムの申込者全員へ後日、メールにてPDFデータを無料でお送りします。
なお、ご提供するPDFデータは、講演資料と全国大学コンソーシアム協議会加盟団体のプロフィールシートになります。
本フォーラムでは、地球温暖化防止、省エネルギー対策等の一環として、クールビズ(ノージャケット、ノーネクタイ、半袖の着用など)を奨励しています。ご参加の際は、軽装でお越しいただければと存じます。なお、冷房下に長時間座っていただく場合もございますので、その点には十分にご配慮くださいませ。また、フォーラムスタッフもクールビズに取り組みますので、ご理解の程、お願い申し上げます。
全国大学コンソーシアム協議会事務局
[大学コンソーシアム京都内]
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
営業日:火曜~土曜 9:00~17:00(年末年始を除く)