2022年度

2022年度 財団指定調査課題

2022年度は以下2件の指定調査課題を設定し、調査研究を実施しました。

(1)大学等における障害学生支援について大学間連携組織が果たす役割に関する調査研究

研究代表者 京都大学 学生総合支援機構 准教授 村田 淳
調査研究概要 障害のある学生に対する修学支援(教育上の合理的配慮等)は、各大学等における重要な課題ですが、現状においては取り組み状況の差は小さくありません。一方で、過渡期である分野の性質上、各大学等のみで対応するには専門性・ノウハウ・資源等の蓄積に限界があるため、各大学等が連携して課題解決するスキームが有効であると考えます。本研究では、主に大学間連携組織が実施する各大学等における障害学生支援を促進させるための取り組み等について、調査研究を行うものです。
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(2)京都市における大学生と地域団体による長期的な地域連携活動の実態と
   その支援の在り方についての研究

研究代表者 京都橘大学 経営学部経営学科 助教 大田 雅之
調査研究概要 本研究は、京都市における大学生と地域団体による長期的な地域連携活動の実態を客観的に明らかにした上で、その活動に関わる大学や関係機関による、今後の支援の在り方について考察するものです。具体的には、アンケートを通じて京都市内において長期的な地域連携活動に取り組む学生団体(ゼミや大学の公認団体)を抽出し、主としてヒアリングによってその団体が地域に定着した要因や課題を明らかにします。その上で、全国の先進的経験の知見から学びながら、継続的な地域連携活動を行う大学生に対して、大学やその関係団体が果たすべき役割や効果的な支援方法について考察します。
調査研究報告書 【詳しくはこちらから】

 

研究報告会

 2022年度は大学コンソーシアム京都にて2件の研究調査課題を設定し、各研究グループにより調査研究が進められました。また、調査研究により得られた成果及び課題を、大学コンソーシアム京都関係者や加盟校教職員をはじめとする多くの方と共有すべく、研究報告会を2023年3月16日に開催しました。なお、研究報告会は新型コロナウイルス感染症拡大防止を考慮し、Zoomミーティングで行いました。
 報告会では、調査研究課題ごとに、今後大学コンソーシアム京都が果たすべき役割や当該事業の次期中期計画(第6ステージ(2024~2028年度))における新たな展開等について提案がなされました。その後、各調査研究で得られた成果や課題について各研究グループと参加者で活発な質疑応答がなされるなど、報告会は盛会裏に終わりました。
 今回報告された2件の調査研究は、2023年8月頃に『調査研究報告書』として当財団ホームページで公開する予定です。

お問合せ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 調査・広報事業部
E-mail:shitei_kadai-ml■consortium.or.jp TEL:075-353-9130
(■を@に変えてお送りください)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜 9:00~17:00

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