関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)



事業概要

 大学コンソーシアム京都では、関西にある大学の障がい学生支援に携わる実務担当者の交流を目的とした「関西障がい学生支援担当者懇談会」(略称KSSK)を開催しています。
 KSSKは、「実務者目線」を基本的な理念として、2008年度に立ち上がりました。障がい学生支援に携わる実務担当者が「面と向かって」、理想的な支援や支援の成功例、失敗例、実際の現場での工夫や方法などを率直に、ざっくばらんに話し合うことが、この懇談会の特徴です。大学コンソーシアム京都では、この理念を引き継ぎ、2015年度からKSSKを主催しています。

 KSSKは、大学の現状や課題を知る話題提供と、テーマごとに少人数に分かれて実施する分科会で構成しています。特に分科会では、何らかの答えを得るというスタンスではなく、担当者が抱える様々な悩みや疑問、また、支援の方法を聞くことで障がい学生支援に関する気づきを得ることができます。さらに、関西圏にある同じ地域や大学の規模だからこそ共有できる情報を交換することで、現場の担当者がそれぞれのノウハウや問題意識を共有するとともに、大学間や担当者間のネットワークづくりに役立っています。

開催概要

第36回関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)

第36回 関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)の開催について(ご案内)

 「関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)」は、実務者目線を基本理念に、障がい学生支援に関する様々なテーマで活発な議論、意見や情報の交換、ネットワークづくりを行うための実務担当者の懇談会です。

◆日時:
2026年3月5日(木)13:00~17:00
◆会場:
キャンパスプラザ京都 4階 第3講義室他
(京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939)
《アクセス》京都市営地下鉄烏丸線、JR各線、近鉄京都線「京都駅」から徒歩5分
◆対象:
関西圏の大学・短期大学で障がい学生支援に関わっている、または関心のある教職員
◆定員:
60名(申込先着順)
◆参加費:
無料
◆申込方法:
下記のURLからお申し込みください
【申込フォーム】https://forms.gle/UVSYVXhi5aACwuBB7
◆申込期間:
2025年12月24日(水)~2026年2月20日(金)まで(定員になり次第、締め切ります)
◆内容:
開催概要のPDFはコチラから
時間 内容
12:30 受付開始
13:00 開会挨拶
13:10 話題提供
『京都芸術大学における障がい学生支援の取り組みと課題』

≪話者≫
小川 将司 氏
(京都芸術大学 学生支援センターRAPPORT UDL推進室 専任講師)
≪内容≫
本学は京都市左京区にある学生数(通学部)約4000人の総合芸術大学です。2024年4月の改組に伴い「UDL推進室」が発足し、丸2年が経とうとしています。芸術大学という環境下にて、障がいのある学生にどのようなサポートができるのか、日々の業務にあたりながら手探りで体制を整えてきました。本学での2年間の経験についてお話しさせていただく機会を通して、皆さまと考えを分かち合える時間になれば幸いです。

13:40 休憩・移動
13:50 分科会
A コーディネーター基礎

定員:10名
障がい学生支援の実務経験が1,2年の方を対象とした分科会です。本分科会では、日々の対応の中での戸惑いや、疑問、合理的配慮についてわからないことなど、支援者の不安や課題に対するなんでも懇談の場として、率直な意見を交えつつ、支援担当者としての視点や役割などについて、考える機会とします。
B コーディネーター応用(2~3年目以上)

定員:10名
合理的配慮の内容の検討や判断には、対話を通じてアセスメントを行うため、知識やスキル等の専門性を求められますが、ケースによっては根拠資料のあり方や学内(他部署や教員)調整が必要となることもあります。
本分科会では、再調整となった困難事例や迷ったケース、学内連携の難しさについて、事前アンケートをもとに懇談し、トラブルとなったり時間を要したケースの対応と対策について意見交換・情報交換を行う機会とします。
C 障がいのある学生のキャリア支援(学内支援と多職種連携)

定員:20名
障害のある学生に対するキャリア教育・支援は修学支援と同様に重要なものですが、学内の支援体制づくり、外部の支援機関や企業等との連携、学生に対する早期からのアプローチ、本人の自己理解や家族との共通認識など、難しい課題が少なくありません。
本分科会では、各大学の事例や課題について情報交換しつつ、外部資源(多職種)との連携事例など、それぞれの立場で明日からの業務や実践に取り入れていけるような知識や情報を共有することを目的とします。障害学生支援の担当者はもちろん、キャリア支援部署や学生相談部署等の担当者、その他、ひろく学生支援や教務に関わる教職員の皆さんにもご参加いただければと思います。
D 発達・精神障がい学生の支援を考える

定員:10名
大学には、精神障害や発達障害のある学生にとって多くの社会的障壁が存在しており、その結果、学生が不平等な状況で学ばざるを得ない場合があります。しかし、学生が抱える学習上の困難を軽減し、学びの環境を整えるためには、合理的配慮の提供を調整するだけでは不十分なことが少なくありません。 そのため、学内外の関係部署や多様なリソースと連携し、より包括的で持続可能な支援体制を構築することが求められます。
そこで本分科会では、精神障害・発達障害のある学生にとって学びやすい環境をどのように整えていくかについて、さまざまな視点から意見交換できればと考えております。参加にあたり、テーマ検討のための事前アンケートにご回答いただきます。
E 支援体制・学内外連携を考える

定員:10名
障がい学生支援は学生からの困り感の発信をもとに組織として取り組むことが大切です。しかし、本人発信が弱いケースが増えており、支援体制の整備や学内外の連携が不可欠です。本分科会では、障がい学生支援に関するマネジメント全般について話し合う機会とします。なお、参加者からは自大学の支援体制や課題について、簡単にご紹介頂く予定です。また可能であれば、資料(学生配布用リーフレット等)を13部ご用意いただきますよう、お願いいたします。
※分科会参加者による資料準備あり(学生配布用リーフレット13部)
16:20 休憩・移動
16:30 まとめ
17:00 閉会
17:30

19:00
情報交換会(希望者のみ。アルコールありの立食形式。)
※会費を2,000円頂戴いたします。当日、現金にて受付へお渡し願います。

企画運営

関西障がい学生支援担当者懇談会は、以下の幹事校が企画・運営を担っています。

大学名
大阪大学 大阪公立大学
大谷大学 関西学院大学
京都大学 京都外国語大学・京都外国語短期大学
京都女子大学 京都精華大学
同志社大学 佛教大学
桃山学院大学

お問い合わせ

公益財団法人大学コンソーシアム京都 学生支援事業部
TEL:075-353-9189 FAX:075-353-9101
E-mail:kssk-jimukyoku-ml■consortium.or.jp(※■部分を@に変えて送信してください)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜日9:00~17:00(12/28~1/4除く)

PAGE TOP