2016年度 第19回京都国際学生映画祭

事業概要

 京都国際学生映画祭は、京都を中心とする関西圏の大学生が主体となり企画・運営を行う日本最大の国際学生映画祭で、今年度で第19回を数えます。学生が制作した自主映画を世界各地より集め、実行委員が審査をし、上映する機会を学生が作り出し、未来の映画人を担う人材・才能の発掘を目的としています。
 京都は、歴史的に見ても日本映画黎明期の文化遺産を現在も継承する「映画のまち」であり、京都市の人口の1割を学生が占める「大学のまち・学生のまち」でもあります。本映画祭では、多くの可能性に満ちた世界の作品の中から映画に新たな領域を加え得る才能を発掘・紹介することで、国際交流や相互理解の場を創出し、京都の活性化をめざしています。

開催概要

コンセプト「つなげる映画祭」

19th 開催告知 記事

1.過去18年間で蓄積されてきた伝統を受け継ぎつつ、より作家と作品を大事にし、未来にはばたく才能発掘につなげる。また国際映画祭として、日本と海外をつなげる役割を担うことを目指しています。

2.学生映画に関わる人々とのつながりを発展させるため、多方面への広報・連携を展開することで本映画祭開催に向けて活動していくことを目指しています。

第19回京都国際学生映画祭

☆☆京都国際学生映画祭 公式Webサイトはこちら☆☆

日  程
2016年11月26日(土)~12月2日(金)  ※最終日に授賞式
会  場
京都シネマ(京都市下京区烏丸通四条下る西側 COCON烏丸3F)
料  金
1プログラム券:(前売り・当日)500円
全日程フリーパス券:(前売り)1,000円/(当日)1,500円
主  催
公益財団法人大学コンソーシアム京都
企画運営
第19回京都国際学生映画祭実行委員会
運営支援
京都国際学生映画祭企画検討委員会
特別協力
京都シネマ
助  成
芸術文化振興基金 / 一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団
後  援
文化庁、京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、国際交流基金京都支部、NPO法人映像産業振興機構、シネアスト・オーガ二ゼーション大阪、協同組合日本映画監督協会、公益財団法人ユニジャパン、朝日新聞京都総局、京都新聞、NHK京都放送局、KBS京都、α-STATIONエフエム京都

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協  賛
(株)AOI Pro. 、京都衹園屋、T・ジョイ京都、(株)ディレクターズ・ユニブ、立命館大学 映像学部・映像研究科、(株)京都アニメーション、巌本金属(株)、(株)おいかぜ、京都府生活協同組合連合会、(株)VCC企画、(株)ミラノ工務店
物品協賛
京都衹園屋、よーじや

開催プログラム

第19回京都国際学生映画祭トレーラー

URL
https://www.youtube.com/watch?v=VauifppXTy8

タイムテーブル

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上映作品

  部門 作品名 監督 大学名 制作年・尺・国
コンペティションA 実写部門 『The guilt, probably』 Michael Labarca The School of Audio-Visual Media, University of Los Andes 2016/14min/ベネズエラ
アニメーション部門 『FEED』 岡崎恵理 多摩美術大学 2016/7min/日本
実写部門 『Sweeper’s Pride』 Matthias Koßmehl   2015/7min/ドイツ
実写部門 『虎穴にイラズンバ』 竹中貞人 大阪芸術大学 2016/65min/日本
コンペティションB 実写部門 『Under the Sun』 QIU Yang Victorian College of the Arts, School of Film and Television 2015/19min/オーストラリア
アニメーション部門 『The Noise of Licking』 Nadja Andrasev Moholy-Nagy University of Art and Design 2016/9min/ハンガリー
アニメーション部門 『Pokey Pokey』 Junjie “Jake” Zhang University of Southern California 2015/6min/アメリカ
実写部門 『Darling』 Sebastian Schmidl Filmacademy Vienna 2015/42min/オーストリア
コンペティションC 実写部門 『The Road』 Tsevelmaa Densmaa Mongolian State University of Arts & Culture 2016/13min/モンゴル
アニメーション部門 『物語たちへ』 山中澪 東京藝術大学大学院 2016/6min/日本
アニメーション部門 『EDMOND』 Nina Gantz National Film and Television School 2015/9min/イギリス
実写部門 『トオリ雨』 稲田眞幹 大阪芸術大学 2016/61min/日本
コンペティションD 実写部門 『America』 Aleksandra Terpińska University of Silesia – Krzysztof Kieslowski Faculty of Radio and Television 2015/30min/ポーランド
アニメーション部門 『私には未来がある』 大内りえ子 北海道教育大学大学院 2016/15min/日本
アニメーション部門 『愛のかかと』 円香 東京藝術大学大学院 2016/10min/日本
実写部門 『ALICE』 Satindar Singh Bedi Film and Television Institute of India, Pune 2015/15min/インド

特別企画

オープニング特別企画(11/26上映)

真利子哲也レトロスペクティブ
企画趣旨 今年『ディストラクション・ベイビーズ』でメジャーデビュー、同作のロカルノ国際映画祭での受賞など、現在若手で最も注目を集める真利子哲也監督。2004年、第7回京都国際学生映画祭でグランプリを受賞した真利子監督の学生時代に焦点を当て、『マリコ三十騎』と『極東のマンション』を上映します。上映後には映画評論家の松崎健夫さんをゲストにお招きし、トークショーを行います。
上映作品① 『マリコ三十騎』 真利子哲也監督
2003/24min/日本
第7回京都国際学生映画祭 グランプリ受賞
取り壊される学生会館と新築校舎。自分の先祖が海賊であると思い込んだ男は、先祖の力を借り、新築校舎にふんどし一丁で飛び込み絶叫する!
上映作品② 『極東のマンション』 真利子哲也監督
2003/32min/日本
自宅マンションの隣に建つ一人暮らしのためのボロアパートを対比させ、「自分を壊さなければ映画が撮れない」との焦りから、過激な撮影に挑んでいく男を描いた傑作。
トークゲスト 松崎健夫 氏(映画評論家)

特別企画①(11/27上映)

映画留学~海外で映画づくりを学ぶ~
企画趣旨 海外の大学院で映画づくりを学んだフィルムメーカー3名の卒業制作を一挙に集めた特別プログラム。世界に名だたる映画祭が絶賛した学生映画はどのようにして誕生したのか。『小春日和』の齋藤俊道監督と『自由人』の柯汶利監督をパネリストとしてお招きし、『Oh Lucy!』の夏原健プロデューサーが自身の海外留学経験に基づき、映画留学に関する教育や制度の可能性と課題から、海外の映画祭で通用する作品づくりについて、両監督に迫ります。
上映作品① 『小春日和』 齋藤俊道 監督
ニューヨーク大学 ティッシュ・スクール・オブ・アート(ニューヨーク校)
2014/40min/アメリカ
第32回 テヘラン国際短編映画祭 グランプリ
大阪の病院に勤める医師、正信は母親の治療に当っていたが、命を救うことはできなかった。母の亡骸と共に岡山の実家に帰ると、そこには正信の代わりに夢を捨て、家業の郵便局を継いだ弟の直生が待ち受けていた。
上映作品② 『自由人』 柯汶利監督
国立台湾藝術大学
2014/25min/台湾
第88回 米国アカデミー賞 短編実写部門 ショートリスト作品
人生をやり直そうとする元受刑者の男と、足にハンディキャップのある若い女。不自由ながらも、生活のために働いていた。だが、そんな彼らに世の中は世知辛く・・・。
上映作品③ 『Oh Lucy!』 平柳敦子監督
ニューヨーク大学 ティッシュ・スクール・オブ・アート(シンガポール校)
2014/21min/シンガポール
第67回 カンヌ国際映画祭 シネフォンダシオン部門 2位
55歳の独身OL節子が突然通い始めた英会話教室、そこには『ルーシー』というもう一人の自分が待っていた。『ルーシー』は抑圧されていた節子の欲望を解放する。
トークゲスト 齋藤俊道 氏(『小春日和』 監督)
柯汶利 氏(『自由人』 監督)
夏原健 氏(『Oh Lucy!』 プロデューサー)

特別企画②(11/28上映)

京都企画
企画趣旨 京都で映画をつくる学生にスポットを当て、正井啓介監督『Taste the Pain』(同志社大学)と村上由季監督『お姉ちゃんは鯨』(京都造形芸術大学)を上映します。上映後のトークショーには、正井監督と『お姉ちゃんは鯨』出演者の田中志朋さんにご登壇いただき、京都の学生の「いま」をお話しいただきます。
上映作品① 『Taste the Pain』 正井 啓介監督
同志社大学
2015/32min/日本
2002年秋。超能力者たちにインタビューするミニコーナーのディレクターに抜擢された飯島。一人で取材も撮影も担当するが、その取材内容に上司にキレられ、超能力者たちには理解不能な言葉を言われ、病床の妻を頼るも、彼女の症状は悪化し、飼っている猫には愛想を尽かされ、飯島は自身の番組と現実との境がわからなくなっていく。
上映作品② 『お姉ちゃんは鯨』 村上 由季監督
京都造形芸術大学
2015/56min/日本
第28回 東京学生映画祭 実写部門 グランプリ
主人公・那津は勉強も運動も苦手な女子高生。小さな島の静かな港町で、いじめられっ子の幼馴染・湊介と補修付の毎日に嫌気がさしてきた頃、年の離れた姉の依澄が島に帰ってきた。那津は依澄が苦手だ。依澄との距離感を図りつつも、那津は姉の事が気になって仕方がない。その日の晩、那津は依澄が鯨なのではないかと疑念を抱く……。
トークゲスト 正井啓介 氏(『Taste the Pain』 監督)
田中志朋 氏(『お姉ちゃんは鯨』 主演)

特別企画③上映(11/30)

ラテンアメリカ映画特集~水魚の交わり~
企画趣旨 ラテンアメリカ映画が隆盛を極める今、中南米の学生作品に学べることは多いはずです。家族をテーマとし、水を美しく撮影した『Amphibian』 (キューバ)・『Downstream』 (チリ)・『Wild Flowers』(メキシコ)の3作品を上映します。トークショーのゲストに比嘉セツさんをお招きし、現在のラテンアメリカ映画シーンを通して見た上映作品についてレクチャーしていただきます。
上映作品① 『Amphibian』 Héctor Silva Núñez監督
Escuela Internacional de Cine y Televisión EICTV
2014/15min/キューバ
湖畔に父と住むヘスースは、罪を犯し帰ってきた兄ホセに再会する。今朝、ヘスースは彼の名誉を取り戻すため、職を探しに兄と出かける。ヘスースは彼の飼う「両生類」の境遇をそれまでと同じには見られないだろう。
上映作品② 『Downstream』 Nicolás Tabilo監督
University of Chile – Institute of Communication and Image
2015/19min/チリ
26歳の同性愛者であるハビエルは、恋人と別れ、故郷のチリに帰ってきた。そこで彼は父と弟、そして飼い犬のアストルと共にサンアントニオ港に向かうのだが、そこがかつてとは変わり果ているのを目の当たりにするのであった。翌日、彼らの犬が行方知らずになり、二人の見知らぬ男がやってくる。それらすべてが、かつて親子を対極に位置づけた隔たりを解消させた。
上映作品③ 『Wild Flowers』 Pablo Pérez Lombardini監督
Centro de Capacitación Cinematográfica A.C.
2015/50min/メキシコ
マルタは、過去の痛々しい記憶のために無味乾燥な日々を送っていた。どこか影を湛えた好色漢、ヘルマンに街で出会うまでは。
トークゲスト 比嘉セツ 氏(ラテンアメリカ映画配給、Action Inc. 代表)

第19回京都国際学生映画祭 リーフレットはコチラ

<おことわり>
プログラムやゲストは予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。

最終審査員

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坂本安美(Abi Sakamoto)氏
アンスティチュ・フランセ日本映画プログラム主任/映画批評家
『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』誌元編集委員。1996年より旧東京日仏学院にて映画上映の企画・運営を担当。フランスから様々な監督、俳優、映画批評家らを招聘し、映画作品とその上映、そして批評との関係をめぐる野心的な企画をオーガナイズし続けている。2012年にはロカルノ国際映画祭にてOpera Prima(新人部門)の審査員、2014年のカンヌ国際映画祭では「批評家週間短編作品部門」の審査員を務めた。2014年、ケント・ジョーンズ監督『ヒッチコック/トリュフォー』の日本での黒沢清監督インタビュー撮影の製作指揮を務める。


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土居伸彰(Nobuaki Doi)氏
ニューディアー代表/新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター
1981年、東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。ロシアの作家ユーリー・ノルシュテインを中心とした非商業・インディペンデント作家の研究を行うかたわら、上映イベントの企画や執筆等を通じて、世界のアニメーション作品を広く紹介する活動にも精力的にかかわる。海外映画祭での審査員やキュレーターとしての活動経験も多い。2015年、株式会社ニューディアーを設立。『父を探して』(アレ・アブレウ監督)や『明日の世界』(ドン・ハーツフェルト監督)の劇場用配給など、世界のアニメーションの才能をつながるべき場所へとつなげる活動を積極的にスタートさせる。


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富岡邦彦(Kunihiko Tomioka)氏
CO2運営事務局長/PLANET+1代表
Head of Cineastes Organization Osaka and PLANET+1
1960年神戸生まれ、関西学院大学卒業後、シネクラブ活動を経て、初期の黒沢清作品の脚本を執筆、1995年にプラネット映画資料図書館の上映室としてプラネット・プラスワンを運営。映画史上の古典作品を中心に上映。1997年以後は大阪芸大の熊切和嘉、山下敦弘、柴田剛らの若手監督の上映、シネトライブ主催から始まり、山下敦弘の「ばかのハコ船」など初期作品をプロデュース。2004年よりシネアスト・オーガニゼーション大阪を立ち上げディレクター、プロデューサー、事務局長として作品選定、ワークショップにかかわる。


※最終審査員は授賞式に登場予定

実施報告

総括

未来の映画界を担う若き才能を発掘する京都国際学生映画祭は、11月26日(土)から京都シネマで開催し、12月2日(金)に閉幕を迎えました。
第19回の映画祭コンペティション(実写部門・アニメーション部門)には、本映画祭史上最高となる43の国と地域から539作品の応募があり、映画祭では学生実行委員が厳選した16作品を上映いたしました。
最終日となる2日(金)の授賞式には、入選監督と最終審査員の坂本安美氏、土居伸彰氏、富岡邦彦氏をゲストとしてお招きし、実写部門とアニメーション部門のグランプリと最終審査員賞、観客賞を発表いたしました。
受賞作品は以下のとおりです。当映画祭を機に、若手監督が今後ますます活躍されることを期待しています。
映画祭が無事、すべてのプログラムを終えましたこと、ご来場いただいた方、またご支援・ご協力いただいた方に感謝するとともに改めて御礼申し上げます。

各部門賞

King実写部門グランプリ
Grand-Prix for Live-action Film

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「Darling」 オーストリア/30min
監督:Sebastian Schmidl
学校:Filmacademy Vienna

タマラが離婚を決意したことで、まわりの人々の生活も変わろうとしている。ハンスは家を手放し、タマラの愛する義父も老人ホームに移らなければならない。外の世界から離れて、彼らは感傷にまみれた最後の週末を一緒に過ごす。

Kingアニメーション部門グランプリ
Grand-Prix for Animated Film

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「EDMOND」 イギリス/9min
監督:Nina Gantz
学校:National Film and Television School

エドモンドが他人を愛そうとする気持ちはおそらく強過ぎる。彼はひとり湖畔にたたずみ、それまでの人生を回想する。そして強烈な記憶を呼び起こし、自らの欲望の起源を探し求める。

King最終審査員賞
坂本安美賞
The Final Judge, Abi Sakamoto Award

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『トオリ雨』 日本/61min
監督:稲田 眞幹
学校:大阪芸術大学
部門:実写部門

漫画家を目指す青年は、家の壁に絵を描いている主婦と出逢う。青年は毎日絵を見にいくようになるが、彼女は完成したら絵を消してしまうつもりであった。長回しと即興演出で描いた、ふたりきりの物語。

King最終審査員賞
土居伸彰賞
The Final Judge, Nobuaki Doi Award

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『私には未来がある』  日本/15min
監督:大内 りえ子
学校:北海道教育大学大学院
部門:アニメーション部門

「ぼく」の生活を描いた日常系アニメ。この作品は要素の寄せ集めでしかない。私自身もまた、要素の寄せ集めでしかない。

King最終審査員賞
富岡邦彦賞
The Final Judge, Kunihiko Tomioka Award

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「ALICE」 インド/25min
監督:Satindar Singh Bedi
学校:Film and Television Institute of India, Pune
部門:実写部門

80 歳の老婆は馬を携えて井戸を掘っている。喉の渇きから幻覚を見るようになった時、ある少女が現れる。やがて深く掘り進めた井戸から水が噴き出し、砂漠に緑が萌え、馬の喉が潤される。

King観客賞
Audience Award

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「Darling」 オーストリア/30min
監督:Sebastian Schmidl
学校:Filmacademy Vienna
部門:実写部門

実写部門グランプリ『Darling』が観客賞も受賞しました!

※観客賞は、本祭開催期間に作品をご覧になったお客様より、アンケート集計し、一作品が選ばれます。

来場者数

延べ 540名  全13プログラム合計 ※実行委員会調べ
たくさんのご来場、ありがとうございました。

作品応募受付結果

43の国と地域から539作品の応募をいただきました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

第19回京都国際学映画祭 コンペティション作品 応募要項はコチラ

  国内 海外
2016年度 167 372 539
2015年度 123 94 217
2014年度 163 187 350
2013年度 212 145 357
2012年度 235 127 362

参加スタッフ数

学生実行委員 32名 / 16大学
翻訳ボランティア 22名
映画祭MC(学生) 4名
合計 58名

プレイベント・連携企画

11月に開催する京都国際学生映画祭のPRと実行委員会のスキルアップを目的に、今年度も様々なプレイベントを実施しました。また、京都で開催される多彩な映画祭とも連携することで、これまで映画祭で入選した学生映画作品をより多くの方に紹介することができました。実行委員会では、これまでの活動を振り返りながら、本番の映画祭の企画・運営に向けて準備を進めています。ご来場いただいた皆様、招待上映していただいた映画祭や大学関係者の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。

2016年5月27日(金) 字幕翻訳ワークショップ@京都外国語大学

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字幕を通じて映画の魅力を知ってもらうことを目的に、京都外国語大学にて、字幕翻訳ワークショップを開催しました。講師として京都外国語大学非常勤講師の近藤嘉宏先生をお招きし、参加学生と実行委員が協力して映画の翻訳作業を行いました。通常の翻訳とは違った映画の字幕ならではの翻訳のルールなどを学ぶことは、実行委員にとっても大変貴重な経験となりました。

2016年7月15日(金) 「祇園天幕映画祭」招待上映@祇園商店街

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京都の夏の風物詩「祇園祭」の歩行者天国の路上にスクリーンを置いて、お祭りと映画を楽しむ「祇園天幕映画祭」に招待いただきました。当日は第16回短編部門グランプリ作の『The Scrapman』と、第18回アニメーション部門入選作の『かたすみの鱗』を上映。地域の方だけでなく祇園祭に訪れた国内外の観光客の方にもご鑑賞いただきました。

2016年9月24日(土) 『Animation Room』@京都ロフト

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初の試みとして、立命館大学のロフト部とコラボレーションし、京都ロフト店内にて映画上映を行いました。ロフトの客層や買い物の合間に見ていただこうと、作品は可愛くて奇想天外なアニメーション短編傑作選5作品を上映しました。上映空間はロフト部がプロデュース。110 名以上もの来場者に映画祭の入選作品をご覧いただきました。

2016年10月9日(日) 京都国際学生映画祭PRブース出展@京都学生祭典

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学生による京都の一大イベント「京都学生祭典」(平安神宮前・岡崎プロムナード一帯)にて、プレイベントで連携するT・ジョイ京都とのコラボテントブースを設け、当映画祭のPR活動を行いました。ブースでは、大きな声で呼びかけながらのチラシ配布や、ブース内に設置したTVモニターで当映画祭の過去入選作品やT・ジョイ京都一押し映画の予告編を上映しました。当日は12万人を超える来場者(主催者発表)があり、用意したチラシは午後にはすべて配布し終わり、多くの方に当映画祭をアピールすることができました。

2016年10月15日(土) 「京都国際映画祭」招待上映@イオンシネマ京都桂川

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昨年に引き続き、「京都国際映画祭」にて、当映画祭の過去入選作品4作品を招待上映していただきました。上映後の舞台挨拶では、実行委員会が上映作品の解説や本映画祭についてお話させていただきました。また、作品上映のみならず、京都国際映画祭の記者会見や、二条城で行われたオープニングセレモニーにも参加し、映画関係者との交流を深めることができました。

2016年10月25日(火) 『Movie, Music, Mani』@T・ジョイ京都

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「Movie, Music, Mani」(映画、音楽、マニさん)と題したプレイベントをT・ジョイ京都にて開催しました。今回のイベントには、ゲストとして、第9回当映画祭の入選監督でもあり、現在年間で数多くのミュージックビデオ(MV)を手掛ける新進気鋭の加藤マニ氏を招き、過去の入選作品や氏の代表作品を鑑賞後、トークショーではミュージックビデオ制作についての貴重なお話も伺えました。

2016年11月19日(土) 『目前祭「格差を捉えた学生映画」』@京都府京都文化博物館

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映画祭直前のプレイベントとして、「目前祭」を開催しました。学生映画自体に興味がある方だけでなく、イベントテーマに関心がある方にも来場し学生映画の面白さを感じて頂こうと『「格差」を捉えた学生映画』というテーマを設け、前年度開催した第18回京都国際学生映画祭の入賞作品で審査員賞と観客賞をW受賞した『ゴロン、バタン、キュー』(山元環監督、日本)と、同じく審査員賞を受賞した 『Fidelity』(Ilker Çatak監督、ドイツ)を上映。トークゲストに立命館大学映像学部教授の川村健一郎氏と「ゴロン、バタン、キュー」監督の山元環氏にお越しいただき、撮影秘話や上映作品の解説、格差を映画として表現・発信することへの思いをお聞きしました。

特設サイト(外部サイト)

以下のサイトからも活動の様子や、イベントの詳細をご覧いただけます。

プレゼンテーション1公式Webサイト   プレゼンテーション1ブログ     Facebookロゴ      Twitterロゴ

実行委員会

 京都国際学生映画祭は、学生による実行委員会によって企画・運営されています。国内外から送られてくる作品の審査から、プレ企画による広報活動、1週間にわたって実施される映画祭のマネジメントなど活動は多彩。実行委員会は、大学コンソーシアム京都加盟校の学生や関西圏の大学に通う学生などで構成されているため、大学・学部・学年を越えた多様な交流も生まれます。

<こんな方におススメ>
☆映画が好き ☆たくさんの学生映画を見てみたい ☆映画イベントの企画・運営がしたい ☆海外や国内の学生監督と交流したい ☆語学力を活かしたい ☆チラシ等のデザインや広報にかかわりたい ☆他大学の学生と交流をもちたい ☆とにかく何かしたい
・・・キッカケは様々でOKです!あなたも実行委員として映画祭を盛り上げませんか!?

活動の見学や説明は随時受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

<<京都国際学生映画祭実行委員会概要>>

 活動場所 キャンパスプラザ京都(JR京都駅すぐ)
 活動頻度 ミーティング(全体・部署)、企画書作成、作品審査、映画祭のプレ企画計画(4月~8月)、映画祭開催準備(9月~11月)、映画祭運営
 部署紹介 本祭部、広報部、渉外部、総務部
 参加資格 関西圏の大学に通う学生
 所属大学
(参加実績)
京都大学、京都工芸繊維大学、京都外国語大学、京都看護大学、京都嵯峨芸術大学、京都産業大学、京都女子大学、京都情報大学院大学、京都造形芸術大学、京都薬科大学、成安造形大学、同志社女子大学、同志社大学、佛教大学、立命館大学、龍谷大学、神戸大学、関西大学 等

19th 実行委員募集

お問い合わせ

第19回京都国際学生映画祭実行委員会
 〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル キャンパスプラザ京都内
TEL:075-353-9430(月曜休) FAX:075-353-9101
E-MAIL:info■kisfvf.com(■を@に変えてお送りください)
HP:http://www.kisfvf.com/

事業内容について

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