2022年度

事業概要

高等学校の学習指導要領(2009年3月)に「キャリア教育」の記述が盛り込まれ、初等中等教育から高等教育までを通した社会的・職業的自立をめざすキャリア教育・職業教育の展開が求められている中、京都高大連携研究協議会では高校生が将来に向かうための学習意欲喚起、また、各校におけるキャリア教育の推進に寄与することを目的に2012年度より「キャリア教育」企画を開始しました。

高大社連携フューチャーセッション

高校生・大学生のキャリア発達を促すことを目的とし、高校生・大学生・社会人といった世代、学校間を超えて、設定したテーマについて対話・交流するプログラムです。
2020年度より、京都府内の高校生・大学生による実行委員会が主体となって、企画・運営を担い、当日のプログラムをつくり上げます。

開催概要

子どもが子どもらしく生きられる未来に!
 ~ヤングケアラー問題から考える、これからのニッポン~

2022高大社連携フューチャーセッション

近年、少子高齢化の進行やひとり親家庭の増加に伴い、ヤングケアラーの存在が注目を集めています。彼らはまだ生徒・学生という身でありながら、進路が制限されたり、学業に専念できずにいます。また、友人関係に支障をきたしたり、自身の健康を損なう可能性を伴いながら介護の負担を強いられています。
こうしたヤングケアラーの現状を踏まえて、当フューチャーセッションでは、ヤングケアラーの支援をされている方をゲストにお迎えして、高校生・大学生が、ヤングケアラーの実態について学び、当事者が求める支援とは何なのか、それに対して私たちには何ができるのかについて考える機会とします。
この機会をきっかけに、私たちにとってヤングケアラーは無縁の話ではなく、将来自分自身もその状態を作り出してしまう可能性があることを自覚し、その当事者になった時に何ができるのかについて、一緒に考えましょう。
※2022年度高大社連携フューチャーセッション案内チラシ【ダウンロード】

日 時 2022年11月3日(木・祝)13:00~16:30(受付12:30~)
場 所 ハイブリッド開催
会場:キャンパスプラザ京都 2階ホール
オンライン:Zoomミーティング ※会場開催のみに変更しました
テーマ 子どもが子どもらしく生きられる未来に!
~ヤングケアラー問題から考える、これからのニッポン~
ゲスト 西川ゆかり 氏・森田 香陽 氏・山中 葉月 氏
(特定非営利活動法人ふうせんの会 事務局)
コーディネーター 乾  明紀 氏(京都橘大学 経済学部 准教授)
杉岡 秀紀 氏(福知山公立大学 地域経営学部 准教授)
オブザーバー 滋野 哲秀 氏(元 龍谷大学文学部 教授/元 京都府立桃山高等学校 校長)
プログラム 13:00~13:20 開会挨拶・趣旨説明
13:20~13:40 アイスブレイク
13:40~14:20 ゲスト講演
14:20〜14:30 休憩
14:30~15:10 対話①
15:10~15:20 休憩
15:20~15:55 対話②
15:55~16:15 全体共有
16:15~16:25 講評
16:25~16:30 閉会挨拶
※申込者数等により一部内容が変更になる場合がございます。
対象 京都府内の高校・大学(高専含む)に通う高校生・大学生
定員 40名程度(高校生20名、大学生20名)
※当日は、本企画・運営の実行委員12名(高校生5名、大学生7名)も参加します。
主催 京都高大連携研究協議会(京都府教育委員会/京都市教育委員会/京都府私立中学高等学校連合会/京都商工会議所/公益財団法人 大学コンソーシアム京都)
共催 高等学校コンソーシアム京都
企画・運営 2022年度高大社連携フューチャーセッション実行委員会
(京都府立京都すばる高等学校、京都府立鳥羽高等学校、京都先端科学大学附属高等学校、福知山公立大学、京都女子大学、京都橘大学、龍谷大学)
今年度実行委員の募集は締切ました

◆ゲスト

特定非営利活動法人ふうせんの会 事務局 特定非営利活動法人ふうせんの会 事務局
 ・西川ゆかり 氏
 ・森田 香陽 氏
 ・山中 葉月 氏
ふうせんの会は、(元)ヤングケアラーやヤングケアラーに関わる専門職が集まってできた団体である。私たちの存在を社会にアピールすることを目的に、「つどい」「オンラインサロン」などのイベントを行っている。
(参考)ふうせんの会HP:https://ycballoon.org/index.html

注意事項(必ずご確認ください)

新型コロナウイルス感染症拡大の状況により、オンラインのみの開催に変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
会場でご参加いただく場合には、下記の点にご留意ください。
①必ずマスクを着用し、会場に設置の消毒液で手指の消毒をしてください。
②発熱等の症状(発熱、咳、のどの痛み、息苦しさなどの症状)がある場合は、来場をご遠慮ください。
③ハンカチやハンドタオル等を持参いただき、手洗いの後は十分な手拭きを行ってください。
④会場ではスタッフが入室時に体温チェックをし、定期的に換気を行います。あらかじめご了承ください。
オンラインでご参加いただく方には、別途Zoomへの参加方法をご案内いたします。

申込方法

以下の「お申込み」ボタンをクリックして、必要事項を記入の上、お申し込みください。
※高校生のお申込者には、所属高校の担当者のお名前・ご連絡先をお聞きしています。

お申し込み

※お申込み後、事務局から申込完了のメールをお送りいたします。
2~3日経ってもメールが届かない場合は、お手数ですが、以下の問い合わせ先までご連絡ください。

申込締切

2022年10月20日(木) 2022年10月28日(金) ※延長しました。

実施報告

11月3日(木・祝)に、2022年度高大社連携フューチャーセッションを開催いたしました。当初、対面とオンラインでのハイブリッド形式を予定していましたが、対面のみでの開催に変更し、会場には計30名(うち、11名は実行委員)の高校生・大学生の参加者が集まりました。
昨年度に引き続き、企画・運営を担当した京都府内の高校生・大学生による実行委員が、司会進行や開会・閉会挨拶、趣旨説明も行い、グループワーク時のファシリテーターも務めました。
今回は「子どもが子どもらしく生きられる未来に!~ヤングケアラー問題から考える、これからのニッポン~」のテーマについて、特定非営利活動法人ふうせんの会 事務局から3名のゲストに講演いただき、参加者や実行委員とともにアイスブレイクやグループワークにも参加いただきました。
高校生・大学生混合グループによるアイスブレイクでは参加者間の緊張をほぐすことができ、その後のグループワークでも、今回新たに設定したリサーチクエスチョン「ヤングケアラーの方々が、介護によって夢を諦めることなく、様々な選択肢を選ぶことのできる社会にするために、私たちが今、そしてこれからできることは何だろうか?」について、ワールドカフェを取り入れながら、終始和やかな雰囲気で、活発な意見交換・対話を重ねることができました。
参加した高校生・大学生はヤングケアラーへの理解やこれからできることへの考えを深めることができ、普段出会うことのない他校の生徒や他大学の学生、ゲストとの交流を図ることができ、気づきや学びの多い有意義な時間となりました。
実行委員にとっても、企画段階から当日の準備・運営に取り組むことで得た今回の経験は自身の大きな成長につながる充実した機会となりました。

image2
image2
image2
image2

お問い合わせ先

京都高大連携研究協議会 事務局
(公益財団法人 大学コンソーシアム京都 高大連携事業担当)
TEL 075-353-9153 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

事業内容について

PAGE TOP