事業概要
メインビジュアル(松下 ひまり 様(京都精華大学・3回生)の作品)
京都学生祭典は、学生の力で京都を盛り上げようと、2003年に始まった学生主体による一大イベントであり、今年で22回目を迎えました。京都学生祭典は、京都の学生で組織する京都学生祭典実行委員会が中心となって企画・運営し、京都府や京都市、経済団体、大学、地域が「オール京都」体制でバックアップしていることに特徴を持つ全国でも珍しい取り組みです。第22回京都学生祭典は2024年10月13(日)に開催いたしました。当日は天候に恵まれ、コロナ禍・雨天による短縮開催等を乗り越え、5年ぶりに晴天の中、全面開催することができました。また、当日は121,172人の方にご来場いただき、「学生のまち・京都」の魅力をより多くの方に知っていただくことができました。関係者の皆様・京都学生祭典を応援してくださった皆様の温かいご支援に心より御礼申し上げます。
第22回京都学生祭典テーマ
テーマについて
第22回京都学生祭典では、これまでの京都学生祭典が築き上げてきた伝統と人との繋がりを大切に受け継ぎ、京都学生祭典が第30回、また何十年後も続くお祭りとなるために、「未来を築き上げ、継承していく」という使命のもと更なる進化を遂げることを目標としています。
また、単に伝統を受け継ぐだけではなく、「第22回で新たに取り組むことも未来に繋げる」という挑戦する意欲も忘れず、「京都学生祭典で行うすべてのことが今後の京都学生祭典の未来に繋がる」という意識を大切に活動していきたい。そんな想いをこのテーマに込めています。
英語版のテーマ「Bridge the Past, Build the Future」には文化的な差を超えて、外国の方の認識に沿うように意図された感情的なインパクトや共鳴を得ることを意図しています。
第22回京都学生祭典本祭
日程 | 2024年10月13日(日) 11:00-19:00 平安神宮前・岡崎プロムナード一帯 |
主催 | 京都学生祭典実行委員会 |
共催 | 京都学生祭典組織委員会(京都府/京都市/京都商工会議所/ 一般社団法人京都経済同友会/公益財団法人 大学コンソーシアム京都) |
特 別 協 力 |
平安神宮 |
実施企画
![]() Opening企画、パレード |
![]() 京炎みこし |
![]() 開演!京炎 そでふれ! |
![]() 京炎 そでふれ!コンテスト |
![]() 全国おどりパフォーマンス |
![]() Kyoto Student Music Award |
![]() 丼食べて未来ビルドン!(食企画) |
![]() 企業・行政ブース |
![]() 体験型企画(展示) |
![]() 体験型企画 |
![]() Grand Finale 企画 |
![]() 総踊り |
第22回京都学生祭典 本祭の様子は公式YouTubeよりご覧ください!
◆各種コンテスト結果
企画名 | 順位および団体名 |
京炎 そでふれ!コンテスト |
優勝 京炎 そでふれ!志舞踊 |
Kyoto Student Music Award |
優勝 Acduct-High |
プレイベント
本祭の内容を一部組み込んだ「プレイベント」を2回実施し、多くの方に京都学生祭典を知っていただくきっかけとなりました。
①イオンモール北大路 プレイベント
日時:2024年6月29日(土)10:00~16:00
場所:イオンモール北大路 1Fセンタープラザ
企画内容:京炎 そでふれ!演舞披露・巨大ジェンガ・巨大神経衰弱・オリジナ四竹づくり
②イオンモールKYOTO プレイベント
日時:2024年9月1日(日)10:00~16:00
場所:イオンモールKYOTO Sakura館 1F センターコート
企画内容:京炎 そでふれ!演舞披露・巨大ジェンガ・ボーリング・ミサンガ作り・手形アート
第22回京都学生祭典 年間活動紹介
京都学生祭典実行委員会では、京都学生祭典の会場である岡崎地域やこれまでの活動でご縁をいただいた地域の方々と交流することで日頃の感謝の気持ちを伝えつつ、本祭に向けての協力関係を築いています。本祭のみならず、地域に愛され、地域に根付いた「祭」を目指し、地域の皆様と共に年間を通じて日々の活動を行っています。
おどり披露・出前教室
京都府内を中心として、様々な場所で京都学生祭典オリジナルの創作おどり『京炎 そでふれ!』の披露、や京都府内の各学校でのレクチャー(通称:出前教室)を行い、京炎 そでふれ!と京都学生祭典の魅力をより多くの人に体感していただけるよう活動しています。また、大学生がおどりを通じて地域の多くの世代の人と関わることで、地域の活性化にもつなげます。
第22回京都学生祭典では2025年大阪・関西万博に向けた機運醸成イベントをはじめとして、各地域でのお祭りやイベントで京炎 そでふれ!披露させていただきました。海外からの観光客の方々への披露の機会もいただき、国内のみならず国外の方々にも京都学生祭典の魅力をお伝えすることができました。また、運動会での披露種目に「京炎 そでふれ!」を選んでいただいた学校から、出前教室のご依頼を多数いただきました。
地域交流
地域のお祭りなどのイベントに参加して子どもたちと交流したり、本祭の開催場所である岡崎地域の安全と地域の方々との交流を深めるために月に一度、夜間パトロールを行ったりしています。地域の活性化を目指すとともに、地域の方々との交流を深め、より多くの京都の方々に京都学生祭典を知ってもらえるよう活動しています。また、第22回京都学生祭典では本祭の開催地である岡崎地域・平安神宮について理解を深めるため、関係者の方々に研修をしていただきました。
国際交流
京都で学ぶ留学生との交流活動を盛んに行っています。留学生に京都の魅力を伝え、逆に私たちも留学生から様々なことを学び、お互いに剌激を与え合っています。
第22回京都学生祭典では留学生交流会を3回実施し、「体を動かす遊び」「京友禅体験」「運動会」を通じて、留学生との交流を深めました。また、留学生交流会で出会った留学生とともに本祭で一緒に「京炎みこし」を担ぎました。
また、2023年にベトナム フエ省で開催された「京都文化と教育の日inフエ」にて京都学生祭典が演舞披露をさせていただいたことをきっかけとして、第22回京都学生祭典ではベトナム フエ大学の学生にお越しいただき、Grand Finaleにて演舞を披露していただきました。
環境活動
環境への負荷をできるだけ減らすため、2007年から「KYO-SENSE」活動を実施しています。「KYO」の言葉には「京」「今日」と、地域の人々と学生の「協(協力)」の意味を込めています。「SENSE」には「今日を生きる若者の感性」という意味合いがあり、京都の伝統的な知恵を学び、活かしていくことを主眼としています。
地域の清掃活動を実施したり、オリジナルグッズの素材に環境に配慮したものを使用したりするなど、環境にやさしい取り組みをしています。また、第22回京都学生祭典の本祭当日は食企画にてリユース食器を使用したり、給水機を設置したりするなど、ごみを増やさない取り組みをしました。
京滋SDGsプロジェクト×京都学生祭典
「京滋SDGsプロジェクト」とは、京都新聞と京都市、亀岡市、大津市の3市が協賛企業、学生などとともに、京都府・滋賀県にSDGsを浸透させることを目的として行っているものです。今年は京滋SDGsプロジェクトと京都学生祭典がコラボし、「みんなで作ろう丼祭り」として、京都学生祭典実行委員会と京都市立紫野高等学校・滋賀県立大津商業高等学校のみなさんがSDGsについて学び、メニューを考案しました。試作会を経て、本祭当日にも高校生のみなさんに食ブースを出店いただきました。京都市立紫野高等学校は韓国料理をベースにした「チュモッパ丼」を、滋賀県立大津商業高等学校は滋賀県のすき焼き風の郷土料理をベースにした「じゅんじゅん丼」を提供しました。売り上げは認定NPO法人セカンドハーベスト京都へ寄付します。
動画はこちら→ https://youtu.be/0S-breirzqQ?feature=shared
学生支援
学生の成長プログラム
大学コンソーシアム京都では、学生自身が「主体的につくり上げること」を基本に、学生の日々の活動をサポートしており、主体的な活動によって体験する多種多様な人々との「交流」や「経験」が新たな「気づき」や「学び」となって学生の成長につながることを期待しています。
学生の活動を一つのプロジェクトに見立て、チームで一つの目標に向かい、チームで成果を出すことに重点を置いたPDCAサイクルの手法を取り入れ、活動の円滑な遂行と事業の改善、事業の継続的発展を目標に掲げ、以下の支援方法を推進することで学生の成長を促す仕組みづくりに取り組んでいます。
京都学生祭典におけるPDCAサイクル
1.計画期(11~5月頃):組織体制づくり・企画立案・「目標を考える会」の実施
2.試行期(5~9月頃):プレ企画(本祭を模した中規模企画)の実施
3.検証期(7~8月頃):「中間振り返り会」の実施
4.実行期(10月):本企画の実施
5.成果発信(10~12月頃):「事後振り返り会」、「成果報告会」の実施
検証期「中間振り返り会」
日程 | 2024年7月7日(日) |
場所 | キャンパスプラザ京都 |
講師 | 中本 雅和 氏(キャリアカウンセラー/同志社大学 職員) |
参加人数 | 34人 |
内容 | 10月の本祭が差し迫る中で、チームや全体の進捗を確認し、自分の目標やその方向性を見失っていないか、今一度顧みる場をつくり、部署内での共有やグループ発表を通じ、チーム連携の必要性について再認識する機会を提供しました。 |
成果発信「事後振り返り会」
日程 | 2024年10月19日(土) |
場所 | キャンパスプラザ京都 |
講師 | 中本 雅和 氏(キャリアカウンセラー/同志社大学 職員) |
参加人数 | 48人 |
内容 | 本企画を終え、実行委員それぞれに対し、京都学生祭典での活動や取り組みが何を意味していたのか、そこから何を学び、次なるステージにどう活かすのか、グループワークなどを通じて振り返る機会を提供しました。 |
成果発信「成果報告会」
日程 | 2024年12月6日(金) |
場所 | キャンパスプラザ京都 |
内容 | ステークホルダーなどの関係者を対象に、各部門長から各部署の活動成果報告および活動を通じて成長した点を報告しました。また、実行委員長からは、年間活動総括(目標と成果)、ならびに京都学生祭典の将来を見据えた課題や展望を発表しました。 成果報告会では、活動を通じて学生一人ひとりが感じた学びや成長の報告を中心としており、これまでのPDCAサイクルを踏まえて、自身の様々な学びや成長を言語化し、日頃からご支援いただいている方々へ感謝を込めて発信する機会といたしました。 |
キャリア支援
近年、実行委員会執行部を中心に京都学生祭典の活動に精力的に参加することで、学業や就職活動に十分な時間を割くことが難しくなっている状況がありました。昨今の就職活動の早期化・長期化に不安を感じる学生も多く、京都学生祭典の活動と学業やその他活動の両立のため、同窓会(OBOG)やキャリアカウンセラーのサポートによる実行委員にカスタマイズした社会人基礎力養成プログラムの創設や就業力向上に向けた定期的な研修を充実させています。
実行委員はこれらの支援を受けることで、より明確に自己成長を実感し、自信を得るとともに、京都学生祭典の活動が将来のキャリアにつながることに気づくことで、より意欲的に活動に取り組むことができます。一人ひとりの実行委員が日々の京都学生祭典での活動と、学業と、就職活動やその他の活動と、いずれも諦めることなく、様々なことに挑戦し、学び、それらの相乗効果をもって成長をし続けることができるベースを構築することを目標としています。
新実行委員募集中!
京都学生祭典では随時、一緒に活動をしてくれる仲間を募集しています。実行委員として活躍し、普通の大学生活ではなかなかできない体験を私たちと一緒にしてみませんか?また、実行委員会内では研修も実施していますので、社会人基礎力のアップにもつながります。
京都学生祭典についてもっと詳しく知りたい方は公式Webサイト・公式SNSをご覧ください。
第22回京都学生祭典 報告パンフレットは以下よりご覧いただけます。
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お問い合わせ先
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 学生支援事業部
TEL 075-353-9189 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
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