2014年度

事業概要

大学を取り巻く環境が急激に変化している状況において、大学の管理運営のあり方が重要な位置を占めるようになり、大学職員の担う役割は非常に大きなものとなってきています。そのような環境に適応するべく、大学職員を対象とした管理運営や教育・研究支援までを含めた資質向上のための様々な事業を展開しています。
 SDワークショップでは、「同業他社の仲間(他大学職員)」とワイワイガヤガヤと議論する中で、レクチャーでは得られない新たな発見、深い気づき、さらには、人的交流ネットワークを生み出します。

開催概要

会 場 キャンパスプラザ京都
主 催 公益財団法人 大学コンソーシアム京都
対 象 大学職員(大学職員以外(教員等)の方は、事前にお問い合わせください。)
参加費 加盟大学 1,000円
非加盟大学 2,000円
定員 各回20名(最低実施人数5名)※応募少数の場合は、別途ご連絡いたします。

第1回 “時間”という財産を考えてみる。~仕事が倖せのひとつであるために~

日程 2014年6月21日(土)13:00~17:00
話題提供 永井あつ子氏(京都大学基礎物理学研究所事務長/前 総務部人事課人材育成室長)
申込締切 2014年6月14日(土)
内容 詳細はこちらから

 第2回 大学職員と高等教育政策 ~高等教育政策の読み方~

日程 2014年11月8日(土)13:00~17:00
話題提供 白井 俊氏(文部科学省 高等教育局 大学振興課 課長補佐)
申込締切 2014年11月3日(月)
内容 詳細はこちらから

第3回 学生の成長を促す職員 ~リフレクション活用事始め~

日程 2014年12月20日(土)13:00~17:00
話題提供 村山 孝道氏(京都文教大学 教務課 課長)
ワークショップ
コーディネータ
川面  きよ氏(公益財団法人 大学コンソーシアム京都 専門研究員)
申込締切 2014年12月15日(月)
内容 詳細はこちらから

お申込み

参加申込書をダウンロードの上、sd[アット]consortium.or.jp までメール添付にてお申し込みください。 なお、お申込みされた後にご案内の返信を致します。数日後経過してもメールが届かない場合は、お手数ですが大学コンソーシアム京都SD事務局までお問い合わせください。

 

実施報告

第3回SDワークショップ報告

さる12月20日(土)、「SDワークショップ2014」の第3回企画として、「学生の成長を促す職員~リフレクション活用事始め~」を開催し、19大学・短期大学から合計20名の方にご参加いただきました。

ワークショップ前半では、アイスブレイク(参加者による自己紹介)の後、コーディネーターの川面氏によるリフレクションについての講義があり、これをうけて参加者間でのダイアログ(対話)を行いました。続いて、マンダラートと呼ばれるアイデア発想法を活用して、「学生と大学」、「理想の学職協働」をテーマに、ワーク体験や各グループで出された意見の発表を行いました。

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ワークショップ後半は、京都文教大学の村山氏から「学職協働と学生の成長」をテーマに話題提供がありました。同大学教職員・学生ら有志による「FSDプロジェクト」の実践事例紹介をはじめ、参加者事前レポートから「学職協働のなかでの悩み・疑問」を引用し、その解決に向けたアプローチ方法や理論的背景について解説・コメントがなされました。

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また、ケーススタディとして、学園祭の進め方に関する架空の学生相談事例を元に、ロールプレイ演習を行い、実演後の気づきについて討論とグループ発表を行いました。
最後には、コーディネーターから研修プログラムに込めた主催者側の意図や研修全体の狙いが共有され、本研修への理解促進が図られました。

参加者からは「これまで他の様々なワークショップに参加しても消化不良になることが多かったが、今回は非常に満足した」、「他大学の人と一緒にワークして楽しかった」「学職協働にむけて理論と実践の両方が大切であることを再認識できた」等、多数の意見が寄せられ、非常に有意義な研修となりました。
今回は、加盟校のみならず、加盟校以外からも多数の参加希望が寄せられました。参加いただいた皆様、希望をお寄せいただいた皆様に改めて感謝いたします。

なお、今回を持って、2014年度SDワークショップ(計3回)は全て終了となりました。

大学コンソーシアム京都では、来年度も、大学職員の皆様にとって関心の高い魅力的なテーマでワークショップを企画していきたいと考えております。引き続きご参加のほどよろしくお願い申し上げます。

第2回SDワークショップ報告

さる11月8日(土)、文部科学省 高等教育局 大学振興課 課長補佐の白井俊氏を話題提供者にお迎えし、「SDワークショップ研修2014」の第2回企画として、「大学職員と高等教育政策 ~高等教育政策の読み方~」を開催し、様々な大学から合計18名の方にご参加いただきました。

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当日スケジュール

・アイスブレイク(参加者全員の自己紹介)
・話題提供
・質疑応答
・4グループに分かれてのグループワーク
・各グループの代表者による発表

ワークショップでは、アイスブレイク(参加者による自己紹介)の後、話題提供として、白井氏から現在大学が置かれている社会的な情勢と、昨今の高等教育政策や大学改革に関する政策の動向について、ご説明いただきました。その後、現在取り組みが行われている政策の中から、4つの主要課題、「グローバル人材の育成と国際化」、「大学のガバナンス改革」、「高大接続の見直し」、「大学を活用した地方創生」についての概要と進捗状況、またその政策の背景にある社会情勢等について解説いただきました。また話題提供の中では、大学職員が国や文科省の高等教育政策を読み解く上での留意点やコツなどについても言及いただきました。

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グループワークでは、「高度専門職」について考えるディスカッションと、架空の大学の改革戦略を考えるケーススタディを行いました。ワークは両方とも「正解」のない課題であるため、グループ発表では、各班から多様な意見が述べられました。それらの発表に対して、白井氏からは、昨今の文科省の政策や各大学における改革の動向、社会情勢等を踏まえた丁寧な解説が行われました。

参加者からは、「文科省の方のお話を聞ける貴重な機会であった。」、「非常に頭を使うワークショップで、刺激的な時間となった。」などの声が寄せられました。

第1回 “時間”という財産を考えてみる。~仕事が倖せのひとつであるために~

さる6月21日(土)、京都大学 基礎物理学研究所 事務長 永井あつ子氏を話題提供者にお迎えして第1回「SDワークショップ研修2014」として、「“時間” という財産を考えてみる。~仕事が倖せのひとつであるために~」ワークショップを開催し、様々な大学から合計13名の方にご参加いただきました。

「“時間”という財産を考えてみる。~仕事が倖せのひとつである
●当日スケジュール
・話題提供
・質疑・意見交換
・アイスブレイク(腕相撲大会)
・3グループに分かれてのグループ討議
・参加者による発表

話題提供では、近年の社会情勢の変化に伴う大学への期待が高まりを受けて、年々大学職員の業務量が増加し、職場環境が厳しくなってきている一方、数年後には、高齢化社会のあおりを受け、親の介護によって労働時間を制限される働き盛りの30~40代の職員が増えるとの予測が紹介されました。今後、出産や育児、介護と仕事の両立など、「多様な働き方」の職員が増加する時代を迎えるに当り、それぞれの職員がお互いの状況を理解した上で、限られた労働時間で効率よく業務に携わる環境を構築することや、各自が高いモチベーションを維持し、生産性を上げ、仕事の時間を「倖せ」にすることの重要性についてお話いただいきました。

グループ討議では、話題提供を受け、仕事が倖せな時間となるための条件についてグループごとの意見をまとめました。そのまとめの中で、参加者自身が「苦痛な時間」を「倖せな時間」に変える方法を捜し、その結果見出した「倖せな仕事の時間」が、自分自身の生活(人生)においてどのような位置にあるかについて考えるという課題が与えられました。「日々の業務のなかで、時間的・精神的余裕がなくなり悪循環に陥っている。」、「効率よく仕事を進めたい。」、「日常をもっと充実させたい。」、といった問題意識を持つ参加者の方々からは、「色々な大学の方と意見交換することができた。」「充実した有益な時間を過ごすことができた。」「今日の話を今後の仕事につなげたい。」等の前向きな感想が寄せられました。

お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 SD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

事業内容について

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