2015年度

事業概要

大学を取り巻く環境が急激に変化している状況において、大学の管理運営のあり方が重要な位置を占めるようになり、大学職員の担う役割は非常に大きなものとなってきています。そのような環境に適応するべく、大学職員を対象とした管理運営や教育・研究支援までを含めた資質向上のための様々な事業を展開しています。
SDワークショップでは、「同業他社の仲間(他大学職員)」とワイワイガヤガヤと議論する中で、レクチャーでは得られない新たな発見、深い気づき、さらには、人的交流ネットワークを生み出します。

開催概要

会 場 キャンパスプラザ京都
主 催 公益財団法人 大学コンソーシアム京都
対 象 大学職員(大学職員以外(教員等)の方は、事前にお問い合わせください。)
参加費 加盟大学 各回 1,000円
非加盟大学 各回 2,000円
定員 各回20名
※お申し込みは先着順となり、申込締切前でも定員に達した時点で受付を終了いたします。
※申込人数が定員を大きく下回る場合、不開講となることがあります。

第1回:高等教育政策の動向~人口減少とグローバル化に適応するための大学改革~

日程 2015年11月28日(土)13:00~17:00
話題提供 遠藤翼氏(文部科学省 高等教育局 大学振興課 課長補佐)
申込締切 2015年11月20日(金)
概要 「人口減少とグローバル化という大きな波を、いかにして乗り越えていくか。」 これは日本社会全体に課せられた大きな課題です。同時に、政策立案を担う文部科学省でも様々な議論がなされています。また、大学に対して大変大きな期待が各界から寄せられている現状は、今更申し上げるまでもないところです。現在進められている高等教育政策が、こうした大きな文脈の中でどのように作られ、その背景にはどういった意図があるのか、今後の大学のあるべき姿は如何なるものであるのかなど、皆様と一緒に考えていきたいと思います。

第2回:メンタリング・ファシリテーティングの基本と体験トレーニング

日程 2015年12月5日(土)13:00~17:00
話題提供 渡邊億徳氏(同志社大学 総務部 人事企画課 係長)
鈴木陵氏(京都産業大学 共通教育推進機構 コーオプ教育研究開発センター F工房)
申込締切 2015年11月27日(金)
概要 入職後、5年~10年程度の事務職員の皆さんは、通常の業務遂行に加え、今後さまざまな場面で、後輩への指導をする立場となるとともに、相談を受ける機会も増えてきます。また、会議や打合せ等においては、自らが中心となって進める機会も増加します。本ワークショップでは、メンタリングとファシリテーティングのそれぞれの基本事項を理解するとともに、両者を実際に体験していただくことにより、今後の後輩指導や、会議の進行に活かすことを目的としています。

第3回:大学組織の特性を考える-「転職組」大学職員の経験とキャリアデザイン-

日程 2015年12月12日(土)13:00~17:00
話題提供 福岡正蔵氏(京都精華大学 キャリアデザインセンター センター長)
申込締切 2015年12月4日(金)
概要 大学には、学卒後すぐに大学に就職した職員と、中途採用された「転職組」の職員という、キャリアの違うふたつのタイプの職員がいます。転職組は銀行系、広告系、商社系など業界経験を有し、プロパー職員と共に大学の重要な人材資源を成しています。このワークショップでは、組織再社会化により大学組織の一員となった「転職組」の経験をもとに、大学組織の特性と、異なるキャリアや専門性を持つ職員それぞれが価値観や能力を認め合い実力を発揮できる職場風土をどう醸成するかについて共に考えていきます。

【SDワークショップチラシ ダウンロードはこちらから】

お申込み

参加申込書をダウンロードの上、sd[アット]consortium.or.jp までメール添付にてお申し込みください。 お申込み受付後にご案内の返信を致します。数日後経過してもメールが届かない場合は、お手数ですが大学コンソーシアム京都SD事務局までお問い合わせください。

  • 2015年度 第1回SDワークショップ 参加申込書 受付終了
  • 2015年度 第2回SDワークショップ 参加申込書 受付終了
  • 2015年度 第3回SDワークショップ 参加申込書 受付終了

実施報告

第3回SDワークショップ報告

さる12月12日(土)、京都精華大学 キャリアデザインセンター センター長 福岡正蔵氏を話題提供者にお迎えし、「SDワークショップ研修2015」の第3回企画として、「大学組織の特性を考える―『転職組』大学職員の経験とキャリアデザイン―」を開催し、加盟校および非加盟校から合計15名の方にご参加いただきました。

当日スケジュール

・全体趣旨説明、アイスブレイク
・大学組織の特性について講義&ワーク
・ワールドカフェ
・講義&ワーク
・まとめ

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このワークショップでは、組織再社会化により大学組織の一員となった「転職組」の経験をもとに、大学組織の特性と異なるキャリアや専門性を持つ職員それぞれが価値観や能力を認め合い実力を発揮できる職場風土をどう醸成するかについて考え、講義を交えながら、ワールドカフェ形式にて、グループワークを行いました。
最初のアイスブレイクで、「誕生日順」「朝の起床時間の早い順」という風に何度か並び替えを行ううちに自然と隣の人に話しかけ、早々に和やかな雰囲気で研修が始まりました。
グループの班分けもその場で、過去の転職前の職業の業種別でグループを決めたことにより、お互い、聞きたかった質問や他大学での転職組の置かれている職場環境や状況も聞くことが出来たと参加者からの声がありました。

第2回SDワークショップ報告

さる12月5日(土)、「SDワークショップ研修2015」の第2回企画として、「メンタリング・ファシリテーティングの基本と体験トレーニング」を開催し、加盟校および非加盟校から合計10名の方にご参加いただきました。

当日スケジュール

・全体趣旨説明、アイスブレイク
・メンタリング講習&体験
・ファシリテーティング講習&体験
・総括

ワークショップは、「メンタリング講習&体験」と「ファシリテーティング講習&体験」の二部構成で、前半は、同志社大学総務部人事企画課の渡邊億徳氏から、メンタリングの基本について、同志社大学での事例も挙げながらの講義があり、その後、メンタリング体験に移りました。各グループで、メンター役1名、メンティ役1名、観察者2名を設け、「ミスが続き、上司から度々注意され、元気がない新入職員」、「職場環境になじめない新入職員」、「今のところ特に問題がない新入職員」「メンター制度に否定的な新入職員」といったケースについて、ロールプレイングを行い、その実習体験を通して気づいたことをグループごとに発表しました。

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後半は、京都産業大学共通教育推進機構コーオプ教育研究開発センターF工房の鈴木陵氏によるファシリテーションについての講義に続き、日常業務と離れた空間でのファシリテーション体験を通じて、自分の他者との関わり方やふるまいに気づくことをねらいとした、実習が行われました。グループの一人がファシリテータ(進行役)を務め、「後輩・新入社員を指導したり相談を受けたりした場面で、嬉しかったこと、困ったこと、うまくいったこと、うまくいかなかったこと……」、「職員同士の業務ミーティングにおいて、うまくいったこと、うまくいかなかったこと…」などのテーマについて話し合い、そこから得た印象や感想をグループ内で共有し、どのように日常業務に応用できるかを考察しました。

最後に、コーディネーターから、研修プログラムの振り返り、目的の再確認と成果についてのまとめがあり、本研修への理解促進が図られました。
参加者からは、「メンタリング、ファシリテーションを体験することができ、自身の課題について気づきを得られた」、「ワークが中心で非常に頭を使い疲れたが、短い時間の中に気づきや学びが詰まっていた」、「真面目で身になる実習だが堅苦しくなく、参加して本当によかった」などの感想が寄せられ、ワーク配分の多い体験型の研修に対する満足度の高さがうかがえました。参加いただいた皆様の積極的な取り組みにより、一層有意義な研修となりました。

第1回SDワークショップ報告

さる11月28日(土)、文部科学省 高等教育局 大学振興課 課長補佐の遠藤翼氏を話題提供者にお迎えし、「SDワークショップ研修2015」の第1回企画として、「高等教育政策の動向~人口減少とグローバル化に適応するための大学改革~」を開催し、加盟校および非加盟校から合計16名の方にご参加いただきました。

当日スケジュール

・アイスブレイク(参加者全員の自己紹介)
・話題提供
・グループワーク
・各グループの代表者による発表

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ワークショップでは、アイスブレイク(参加者による自己紹介)の後、遠藤氏から本日の話題として、高等教育政策の現状と課題 1.大学を取り巻く現状 2.人口減少下の地方大学の役割 3.グローバル化に対応するための取組についての話題提供をいただきました。
日本社会全体に課せられた大きな課題として、人口減少とグローバル化という大きな波をいかにして乗り越えていくか。政策立案を担う文部科学省でも様々な議論がなされている現状を報告いただき、参加者と一緒に今後の大学のあるべき姿は如何なるものであるかなど大学の課題等についてのテーマを設定し、グループワークを行いました。
各グループからの発表では、「職員の人材育成」「職員の専門性」「大学入試改革」等について、行き詰っている現状やそれについての解決策の発表がありました。

お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 SD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

事業内容について

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