事業概要
大学コンソーシアム京都では、大学教職員のFDに対する意識を高め、大学教育の改善に資することを目的として、1995年から毎年FDフォーラムを開催してきましたが、今年度は、今まで以上にSDの要素を取り入れ「FD・SDフォーラム」として開催します。全国から多数の大学教職員や教育関係者等に参加いただいているFD・SDに関わるイベントです。
開催概要
第30回FD・SDフォーラム
- メインテーマ
- 「FD×SDで学生の学びと幸せを支える」
- 日時
- 2025年3月1日(土)・2日(日)
- 会場
- 龍谷大学 深草キャンパス 和顔館(京都市伏見区)アクセス
※キャンパスマップはこちら
和顔館は、キャンパスマップの➀の建物です。 - 開催形式
- 対面
- 主催
- 公益財団法人 大学コンソーシアム京都
- 後援
- 文部科学省・京都府・京都市
第30回FD・SDフォーラムリーフレットはこちらからダウンロードいただけます
スケジュール
日程 | 時間 | 内容 |
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3月1日(土) | 10:00~12:30 | 第1分科会、第2分科会、ワークショップ1 |
12:30~14:15 ※コアタイム13:00~14:00 |
ポスターセッション | |
14:30~17:00 | シンポジウム1 | |
17:30~19:00 | 情報交換会 | |
3月2日(日) | 10:00~12:30 | 第3分科会、第4分科会 |
10:00~13:00 | ワークショップ2 | |
14:00~16:30 | シンポジウム2、ワークショップ3、ワークショップ4 |
※分科会(講義系)/ワークショップ(グループワーク中心)
シンポジウム
シンポジウム1の詳細はこちらからご覧いただけます。
シンポジウム1
3月1日(土)14:30~17:00
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FD×SDで向き合う新しい学び
──学び手ひとりひとりの成長と幸せに寄り添う大学教育を探る── 定員:350名(加盟校優先定員:210名)
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大学教育が他から切り離されたシステムとして機能できた時代は去ろうとしている。大学は初等中等教育や社会人教育、生涯教育などのセクターとより有機的に連携しながら、ひとりひとりの学習者の学びに、生涯を通じて向き合える仕組みへの転換が求められている。 また、情報システムや遠隔学習の活用によって、学習者の学びをより小さな単位で保証・認証するマイクロクレデンシャルなどの仕組みも急速に進化している。 シンポジウムではそのような問題意識と現状認識に立ち、学習者が主体的に学び、自らの学びを編成していく時代に即した大学教育のあり方を探ることにしたい。
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シンポジウム2の詳細はこちらからご覧いただけます。
シンポジウム2
3月2日(日)14:00~16:30
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地域と大学
―地域との共生における大学教職員の実践― 定員:290名(加盟校優先定員:170名)
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本セッションでは、大学と地域の共生の基に、大学は地域のためにどうあるべきかを議論したい。教員だけでなく、さまざまな立場で活躍されている講演者から、地域と大学の共生のテーマについて講演していただき、大学を担う教職員に向けてメッセージをいただく。地域のために、我々大学の教職員が行うべきことは何か、また大学の教職員ができるのか、討論したい。
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分科会・ワークショップ
全分科会の概要はこちらからご覧いただけます。
※開催時間が重なっている分科会・ワークショップについては、 重複して申込できません。
※分科会間での当日移動は可能としますので、申し込んだ分科会と当日出席する分科会が異なっても構いません。
※当日、ワークショップに関わる移動は、グループワーク進行の関係から移動は出来ません。
日程 | 時間 | 分科会 | 分科会タイトル | 定員 (加盟校 優先定員) |
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3月1日(土) | 10:00~ 12:30 |
第1分科会 | 混職協働最前線 これからの産学連携 | 160(100) |
第2分科会 | 大学のDX──AI時代の組織・システム・教学 | 160(100) | ||
ワークショップ1 | 教・職・学で考える大学の学び | 30(18) | ||
3月2日(日) | 10:00~ 12:30 |
第3分科会 | 学校教育における生成AI活用の現在と今後の課題 | 160(100) |
第4分科会 | 発達障がいの大学生への支援の現状と今後の可能性 | 160(100) | ||
10:00~ 13:00 |
ワークショップ2 | 今さら聞けない奨学金、今こそ話したい学生支援 | 30(18) | |
14:00~ 16:30 |
ワークショップ3 | 大学とダイバーシティ | 30(18) | |
ワークショップ4 | 大学空白地における域学連携と地域活性化 | 30(18) |
ポスターセッション
日程:3月1日(土)12:30~14:15(コアタイム13:00~14:00)
大学コンソーシアム京都加盟校の教職員・学生が実施する、特色ある教育に関する取り組みを発表します。
全発表ポスターの概要はこちらからご覧いただけます。
日程 | 時間 | 大学名 | テーマ |
---|---|---|---|
3月1日(土) |
12:30~14:15 (コアタイム 13:00~14:00) |
同志社女子大学 | 観光を通した地域連携プログラムの実践事例―北海道富良野地域における持続的な課題解決型学習のあり方― |
京都外国語大学・京都外国語短期大学 | 学生が将来を描けるコミュニティ通訳者育成プログラム | ||
龍谷大学 | ICT 活用教育における学修成果の可視化による主体的な学びへの効果 | ||
京都産業大学 | グローバルコモンズ学生ボランティアスタッフ「LINK」実践報告~主体的な活動を通じた学生の学び~ | ||
同志社女子大学 | 学科開講インターンシップにおける実習-和菓子屋での起業体験- | ||
龍谷大学 | DPの実質化を目指した、学生本人による学修状況可視化ツールの開発 | ||
京都産業大学 | グローバルコモンズ学生ボランティアスタッフ「LINK」実践報告~多言語イベントを通じた学生の主体的な学び~ | ||
京都外国語大学 | コラボレーションと幸福感を____________ と共に | ||
龍谷大学 | 学生の文章力を支える!龍谷大学ライティングサポートセンターによる相談対応と学生スタッフの成長 | ||
大谷大学 | 文字から視覚へ:学びを変えるビジュアル評価の可能性 | ||
京都華頂大学・華頂短期大学 | 大学生・短期大学生のメンタルヘルスおよびストレス対処の現況―メンタルヘルスリテラシー教育の導入に向けて― | ||
龍谷大学 | 学生の授業観察にもとづく授業改善 | ||
京都産業大学 | 拡がる!学生ファシリテータの活動~集まる多様なモチベーション~ | ||
京都ノートルダム女子大学 | メタバースを駆使した学外連携および教育連携の実践紹介~メタバースサークルの2年間のあゆみより | ||
龍谷大学 | 自主的SD「龍谷未来塾2024」の活動を通じた事務職員の資質向上に向けた取り組み |
情報交換会
日程:3月1日(土)17:30~19:00
この情報交換会では、全国から集まる教職員、学生、そして登壇者が一堂に会し、食事を楽しみながら交流いただけます。
今回のテーマを振り返りつつ、未来に向けた有意義な対話をお楽しみください。
新しい出会いが生まれ、互いの経験や気づきを分かち合いながら、特別なひとときになることを願っています。
※情報交換会については、アルコール類を用意している関係から、20歳未満の方の参加をご遠慮いただいています。
実施報告
第30回FD・SDフォーラム 報告集【詳しくはこちらから】
第30回FD・SDフォーラムは、2025年3月1日(土)、2日(日)の2日間にわたり、「FD×SDで学生の学びと幸せを支える」をメインテーマに、龍谷大学深草キャンパスで開催しました。
大学コンソーシアム京都主催のFDフォーラムは、高等教育の質の向上と、京都からのFD活動の情報発信を目的として、1995年より開催してきました。近年は、大学設置基準の改定や学修者本位の教育への転換に伴い、教学マネジメント体制の確立が求められています。こうした変化の中で、教員と職員の連携体制が、これまで以上に重要となっています。このような背景を踏まえ、30回目を迎える2024年度より、フォーラムの名称を「FD・SDフォーラム」へと変更し、今まで以上にSDの要素を取り入れた形で開催いたしました。
今回のフォーラムでは、教員・職員の枠を超え、学生の学びと幸せを支える「チーム」としての役割を提起しました。完全対面で開催され、FD・SDの垣根を越えて大学の未来を共に考える2日間となりました。
2日間を通して、2つのシンポジウム、8つの多様なテーマの分科会・ワークショップ、ポスター発表および情報交換会を開催しました。
全国から372名の大学教職員や教育関係者等が集い、実践報告やその成果について参加者で共有し、活発な意見交換を行いました。
初日に開催されたポスターセッションでは、大学コンソーシアム京都加盟校から計15件の教育実践事例の発表が行われ、活発な質疑応答が繰り広げられました。
情報交換会には関係者を含めると100名近い参加者が集い、活発な交流会となりました。
シンポジウム1「FD×SDで向き合う新しい学び──学び手ひとりひとりの成長と幸せに寄り添う大学教育を探る──」では、井上雅裕氏(慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 特任教授/芝浦工業大学 名誉教授(元副学長)/大正大学 招聘教授)、松下佳代氏(京都大学 教育学研究科 教育・人間科学講座(高等教育学コース)教授/大学教育学会 会長)、宮越敬記氏(京都市立開建高等学校 教頭)の3名にご登壇いただきました(コーディネーター:築地達郎氏(龍谷大学 社会学部 コミュニティマネジメント学科 准教授))。
シンポジウム2「地域と大学 ―地域との共生における大学教職員の実践―」では、大森昭生氏(共愛学園前橋国際大学 学長)、森正美氏(京都文教大学 学長/総合社会学部実践社会学科 教授)、三木仁史氏(元京都市大学 政策部長/特定非営利活動法人グローカル人材開発センター 理事/ライフイズテック株式会社 事業開発事業部)の3名にご登壇いただきました(コーディネーター:白鳥秀卓氏(京都産業大学 生命科学部 教授))。
お問い合わせ先
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD・SDフォーラム事務局
TEL:075-353-9163 FAX:075-353-9101
E-mail:fdf■consortium.or.jp(■を@に変えてください)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜 9:00~17:00(年末年始を除く)