2017年度

2017年度活動報告書データはこちらからダウンロードしていただけます。

事業概要

魅力ある地域づくりや地域の課題解決に向けて、大学・学生が地域と協働で取り組む事業を募集し、優れた取り組みに対して助成支援しています。これにより、実践的な教育・研究機会の提供および人材育成、地域にとっては大学の知や学生の活力による地域の課題解決や活性化を図ります。

 NEW   新たな申請区分として《文化枠》を追加!!

申請区分

       対象事業

支援金

支援件数

一般枠

大学・学生グループと地域とが連携・協働して取り組む事業で、
特に、学生が主体的に活動を行うもの

  最大
 30万円

 15件程度

文化枠

一般枠の内容に加え、地域を文化する」をテーマに、重点的に地域文化の発掘・継承・発信や新たな文化の創造に取り組む事業。

  最大
 45万円

 2件程度

★平成28年3月に、文化庁の京都への全面的な移転が決定しました。これを契機に、学まちコラボ事業に「文化枠」を設け、大学・学生と地域との連携・協働による文化的な取組をより一層応援します。

 

 

対象事業

京都市内における地域の課題解決や活性化を目的として、平成29年度中(採択日から翌年3月末まで)に京都市内で実施される、次の要件(一般枠は①②、文化枠は①②③のすべて)に該当する事業を対象とします。

【一般枠・文化枠共通の要件】
①団体・グループとして、大学・学生グループと地域(主に京都市域を対象に活動する住民組織や市民活動団体、事業者等※)とが連携・協働して取り組む事業で、特に、学生が主体的に活動を行うもの。
 ※行政機関を連携先に含めてもよいが、行政機関のみとの連携は不可。
  例:保健・福祉、社会教育、まちづくり、学術・文化・芸術またはスポーツの振興、環境保全、
    地域安全等の様々な分野における調査研究、市民講座、イベントなど

②学まちコラボ事業以外の京都市からの助成金・補助金を受給していないもの。

【文化枠のみの要件】
③重点テーマ「地域を文化する」
 ①②の要件に加え、地域に眠っている文化の掘り起こし、地域で世代を超えて受け継がれている文化の継
 承、将来に残していくための発信に取り組む事業 又は 大学の知や学生の活力により新たな文化の創造に
 取り組む事業。
 ※芸術、芸能、行事、産業、衣食住などの生活様式・慣習や、古いものから新しいものまで、「文化」には
  多様な側面があります。
  大学・学生グループと地域自らが「これが文化だ」という視点を持って活動を行ってください。

対象団体

大学コンソーシアム京都加盟大学・短期大学の団体・グループ(※1)  
   又は
主に京都市域を対象に活動する地域団体(※2)

(※1) 大学部署、研究室、ゼミ、クラブ、学生サークル
       〈複数の大学の学生により構成されるサークルも可〉など
(※2)自治会や町内会などの住民組織、市民活動団体、事業者等で構成される団体・グループ(商店街など)など

kyoto-city_logo京都市協働事業

支援金額・件数

一般枠:最大30万円 / 15件程度
文化枠:最大45万円 / 2件程度
※ただし、文化枠で申請する場合、文化の継承・発信につながるよう、支援金を活用し、印刷物や映像などの成果物を作成していただくことが条件になります。
 
※なお、平成30年3月に開催予定の事業報告会において、最も優秀であると認められた事業の実施団体(1団体)を表彰します(賞状、トロフィー、活動奨励金10万円を別途交付)。

主なスケジュール

1次審査:募集締切後~6月中旬  ※書類選考
2次審査:平成29年6月25日(日)※公開プレゼンテーション審査
支援事業決定、選定結果の通知:平成29年7月上旬
認 定 式:平成29年7月6日 ※選定事業に対し、京都市から認定証を交付。
中間報告:平成29年10月中旬~下旬  ※書類提出
最終報告:平成30年3月  ※書類提出
報 告 会:平成30年3月中旬~下旬

平成29年度「学まちコラボ事業」説明会 (終了しました)

日 程
2017年3月26日(日)15:25〜15:40
会 場
キャンパスプラザ京都 5階第1講義室
申 込
【平成29年度「学まちコラボ事業」説明会の受付は終了しています。】

お申込み (平成29年度の募集は終了しました!)

募集期間

2017年4月1日(土)~5月12日(金)
※郵送の場合は同日、持参の場合は午後5時必着

申請方法:ステップ1 事業概要の登録

下記フォームから、事業概要の登録を行ってください。

 

申請方法:ステップ2 申請書類の提出

募集期間内に下記提出先へ郵送または持参にて、必要事項を明記の上、申請書類 8部 ※参考資料(10枚まで)がある場合、参考資料も8部提出ください。

<平成29年度 事業募集に関する書類のダウンロードはこちら>
●  募集要項(PDFリンク)
●  申請書(Wordリンク)
●  申請書(記入例)

【平成29年度「学まちコラボ事業」の募集は終了しています。】

選考結果

1次審査(書類審査)

1次審査通過団体 一般枠21事業、文化枠3事業

2次審査(公開プレゼンテーション審査)

平成29年度は,これまでの大学・学生と地域との連携の枠組み(以下,「一般枠」という。)に加え,「地域を文化する」をテーマに,重点的に地域文化の発展・継承・発信や新たな文化の創造に取り組む「文化枠」を新設しました。2017年6月25日(日)に2次審査(公開プレゼンテーション)を開催し,下記のとおり20事業(一般枠:17事業,文化枠:3事業)を支援事業として認定しました。

認定事業(一般枠)

事業名
団体名【関連大学名】
活動行政区
事業概要
伏見深草・東高瀬川の環境保護と地蔵盆プロジェクト 龍谷大学・東高瀬川の環境保護と地蔵盆プロジェクトチーム
【龍谷大学短期大学部】
活動行政区:伏見区
地域コミュニティの崩壊や伝統行事の形骸化が言われているが,大学近隣の地域活動に学生が関わることで,地域住民の交流が盛んになり地域が活性化してきた。過去2年間,伝統行事の活性化とその会場である河川流域の環境問題に関わり,一定の成果を収めてきた。今後は,一町内だけでなく河川流域の他町内にも,この活動を広めていく。自分たちが地域の問題解決に参画することで,学びや成長につなげていく。
竹の可能性を掘り起こせ!竹友会竹取物語 京都教育大学竹友会
【京都教育大学】
活動行政区:伏見区
京都教育大学のある伏見区も竹林が放置され,竹の繁茂,倒竹や雑木が生い茂ることにより,薄暗く風通しも悪くなり竹林の不健全化が進んでいる。そこで本事業の目的は,第一に京都の竹の文化的,歴史的背景を知ってもらうこと,第二に新たな活用方法や竹の有用性を示すことで竹の魅力の再発見を促すこと,第三に地域の新たな文化として竹灯籠のライトアップや教育大という強みを生かした門松を用いた教材の開発をすることである。
京都文教大学バスツアーズ 京都文教大学バスツアーズ
【京都文教大学】
活動行政区:伏見区
平成25年度から、向島ニュータウンでひとり暮らしをする「引きこもりがちな高齢者」と共に、スクールバス(向島ニュータウン発着)を利用した日帰りバスツアーを年間5回程度実施している。学区社協と協力して、京都文教マイタウン向島ランチクラブ、笑顔つながろう会(福島避難ママの会)、さらに夕陽紅の会(中国帰国者団体)と連携し、ツアーを実施する。
地域と大学の共生プロジェクト 京都経済短期大学地域と大学の共生プロジェクト
【京都経済短期大学】
活動行政区:西京区
地域とともに生きる大学として、洛西NTにおけるNPOや自治会の参与観察を通じて地域住民活動に参加参画して、そこで得た成果を学生としての学業につなげることを目的とする。具体的には地域活動団体の事業をともに企画し、それを実行し、評価して見直すところまでを行う。学生の活動が地域活動の単なる労力提供に終わらないように教員がリエゾンの役割を担当し、問題意識を学生が抱くところまでが到達点である。
そらたねプロジェクト そらたねプロジェクト
【立命館大学、京都産業大学、大谷大学、花園大学】
活動行政区:北区
京都市北区新大宮商店街を拠点にそらたね祭を主軸としたイベント企画を学生主体で行うことによって、商店街地域に若い世代を呼び込み、若年層から年配層までの幅広い世代間の交流とコミュニティ形成を社会的視点からの目的としている。また、様々な世代や異なる背景をもった人と関わる当活動を通じ、学生同士の学校や学部の枠を超えた人脈形成や新しい視野の構築にも広がっており、学生自身の成長を学生視点からの目的としている。
高雄活性化プロジェクト 佛教大学 京都・高雄活性化プロジェクト
【佛教大学】
活動行政区:右京区
高雄は紅葉で有名な観光地であるが、年々観光客が減少してきている。高雄保勝会との意見交換の結果、もみじのライトアップ時期に合わせた企画提案、若い女性や外国人観光客をターゲットとした取組みの検討、BBQで汚された清滝川を取り戻したいとの要望が出された。この課題に対して、清滝川のゴミ拾い、手作り風鈴制作、高雄ゆるきゃらの提案、北山杉を利用した手づくり体験、巨大走馬灯のリニューアル制作を実施する。
S-Team ~女子高生とおばあちゃんを繋ぐ居場所づくり~ 学生団体SMILE
【京都大学】
活動行政区:上京区、左京区、中京区、下京区、右京区
女子高生の得意とする分野(メイクやネイルなど)を活かし、老人ホームにいる高齢者に対して月に一度(ネイルや化粧などの)ボランティアを行うことで、両者を繋ぐコミュニティをつくる。それをきっかけに高校生が定期的に交流イベントを企画する。準備のために放課後の高校生と大学生で高齢者など地域活性に関する勉強会を月に一回行います。高校生にとっての自己肯定感向上、高齢者にとっての孤独防止に貢献する事業である。
子ども科学教室 わくわく研究室
【佛教大学】
活動行政区:上京区
安心して暮らせるコミュニティづくりとして、子ども科学教室を行うことで、学生ボランティアとの協働まちづくりを行う。
京都市上京区の北野商店街エリアにて、月1・2回のペースで、無料の子ども向け科学実験教室を実施する。子どもたちの居場所となるように小学校や中学校が終わった平日の放課後の時間帯に開催する。科学の実験を身近に学校外でも体験することができることから、保護者の理解も得た上で実施する。
団地のつながりを取り戻す連携プロジェクト「桃陵HANDs」 龍谷大学政策学部Ryu-SEI GAP 「学生団体 はうすまいる」
【龍谷大学】
活動行政区:伏見区
私たちは、団地内での孤独死とつながりの希薄化や、広報と町ごとの関係性の問題に着目し、2つの事業を計画しています。それは、団地のみなさんの「昔のような活気を取り戻したい」という声から「団地百貨店(仮)」の開催と「団地通信」の発行を行う。これらの目的は、学生が中心となることで、シニアのみなさんの出かけるきっかけや団地内の顔見知りを増やし、ほっとかない関係を作ることである。
京北宇津ふれあい学びあい 京都精華大学京北宇津宝さがし会
【京都精華大学】
活動行政区:右京区
宇津地域は豊かな自然と歴史・文化に恵まれながら、高齢化・過疎化が進行しており、我が国の地域社会が抱える問題が顕著な地域である。今年度は、子ども写真教室や子どもフェスタなど交流イベントの実施、夏祭など伝統行事への参画、旧宇津小学校の資料整理、ウォーキングマップや地域紹介動画の制作などに取り組む。自治会と学生が協働で、地域住民のニーズに対応しつつ活性化に資する活動を行い、宇津の新しい魅力を再構築する。
みらいアートせいかプロジェクト しーかす
【京都精華大学】
活動行政区:左京区
学生達が、地域の児童館、デイサービスセンター等でのアートワークショップを実施し、子ども達や高齢者を中心とした幅広い世代の地域住民と「アート」という切り口で、交流する中で、こども達の「情感ゆたかな心」、高齢者の皆さんの「生きがい」に繋がる、一つの契機となることを期待するプロジェクト。
京都三条会商店街寺子屋事業 京都光華女子大学 光華三条ガールズ
【京都光華女子大学】
活動行政区:中京区
商店街を盛り上げるためのイベントを企画・実施し、子供にとって遊び場や学び場として、地域の方々にとってはコミュニティの場の1つとなるような活動を行い、三条会商店街の更なる活性化を目指す事業。対象者は三条会商店街を訪れるファミリー層とし、私たち学生も事業を通して地域との繋がりを深め、地域の方々同士のコミュニティの場が広がり活性化するという、双方にメリットのある関係を作ることも目的にしている。
高齢者・障がいがある方の「食」を学び、支援しよう! KOKA☆オレンジサポーターズ
【京都光華女子大学】
活動行政区:右京区
右京区及び近隣の施設での高齢者・障がい者に対する「食支援」の現状や、飲み込む機能が低下した方でも食べやすいように調整された食事(介護食・嚥下調整食)について学び、その制作・提供イベントに参加する。イベントは季節の行事に合わせて実施予定。また、高齢者や障がい者が「おいしく安全に食べること」の啓蒙に役立てるため、飲み込みやすい食品の性質や食べ方の工夫などを記したパンフレットを作成する。
カモシネマ13 カモシネマ13実行委員会
【立命館大学】
活動行政区:上京区
河川で映画を観るという経験を通して若者の鴨川に対する環境保全意識を高めるイベント。日中は清掃活動、夜は野外映画上映を行う。昨年度まで12年に渡り継続的に開催してきた活動であり、今年度は「学生のまちならではの地域性を生かして若者に環境保全意識をもってもらう」「『夏の風物詩』として地域住民が毎年楽しめるという、イベント自体の地域への定着を図る」の二点を目的として掲げ、さらなる拡充をする。
ふかくさ町家シネマ(昭和の映像上映会) ふかくさ町家シネマ(ふしみ・ふかくさコミュニティアーカイブプロジェクト)
【龍谷大学】
活動行政区:伏見区
8ミリフィルムの発掘と上映を行う。地域の方々に収集させていただいた映像を通して伏見で営まれた生活を住民の方々と振り返るとともに、DVD 化し地域の記録として保存する。これまでの活動で、映像を通した地域のお年寄りとの会話を通じた「異世代交流」や地域の方々が集まることのできる「地域のお茶の間」として成果を上げることが出来た。今後の活動においても継続して成果を上げていくことが目標である。
ソイカルfrom静原~京都大豆食文化の発信~ みらい発信局 おむすび 静原応援隊
【京都産業大学】
活動行政区:左京区
京料理に欠かせない湯葉・豆腐・白みその原材料であり、京都の食文化を象徴する大豆。以前、府内で盛んに栽培されていた大豆は現在ほとんど府内で栽培されていない。この事業では京都産大豆「オオツル」の栽培を通して、大豆の地産地消と京都大豆食文化の発信を行う。自分たちの畑でのオオツルの栽培、大豆に関するイベントや商品開発などを行い、地域の方と大学生との共同の中で静原の活性化を目指す。
北白川こども食堂「からふる」 からふる
【京都大学、同志社女子大学】
活動行政区:左京区
北白川学区で、食卓という場での気軽な対話を通して子どもと地域住人のつながりを育むみんなの居場所づくりを行う。具体的には、普段からこどもの集まる北白川児童館において、誰もが低価格で参加可能なこども食堂「からふる」を開催する。地域のこどもと地域住人の交流拠点となるコミュニティ作りを学生主体で進めることで、地域全体でこどもを育て見守る体制をより整えていくための地盤を固めることを目的として活動を行う。

認定事業(文化枠)

事業名
団体名【関連大学名】
活動行政区
事業概要
ORIGAMI科学で文化発信 これからの算数・数学教育を考える会
【京都教育大学】
活動行政区:伏見区
京都は、伝統的な和紙、千代紙、折り紙などの製造が盛んであり、折り紙文化の中核的地域である。本事業の目的は、大学生が子どもたちに折り紙文化とORIGAMI科学の魅力を紹介するとともに、映像化した折り紙の折り方を京都教育大学YouTubeサイトで公開し、京都の魅力を全世界に向けて発信することにある。「ORIGAMI科学」公開講座を計6回開催し、折り紙作品10点の折り方の映像教材を制作し公開する。
みんなで灯そう醍醐中山団地のあかり 京都橘大学現代ビジネス学会まちづくり研究会
【京都橘大学】
活動行政区:山科区、伏見区
伏見区にある醍醐中山団地で清水焼の陶器を使った灯イベントの陶灯路を行う。行う理由としては、陶灯路を行うことで地元の人が京都の伝統工芸に触れる機会となり、深刻な問題である伝統工芸の次世代の担い手が減少していることに取り組めることとなる。具体的には地元の学生に陶器作りを体験してもらい、イベント当日に作成した子供とその保護者に参加してもらい見物客との交流をはかる。
着物ファッションショー 生団体 京都着物企画
【京都大学】
活動行政区:左京区
若者に伝統文化の魅力を伝えることを目的として活動する京都着物企画が主催する着物ファッションショー。例年は岡崎ときあかりと共催し、ミスキャンを初めとする大学生をモデルにお呼びして開催している。また、使用する着物は地域の様々な着物屋さんからお借りしたものである。今年度はより一層「斬新」で「若者向け」の内容・演出を目指している。

実施報告

平成29年度 公開プレゼンテーション審査(2次審査)

2017年6月25日(日)キャンパスプラザ京都において,公開プレゼンテーション審査(2次審査)を開催しました。
公開プレゼンテーションでは,1次審査(書類選考)を通過した24団体(一般枠21団体,文化枠3団体)が発表を行いました。
各団体は趣向を凝らしたプレゼンテーションで事業をアピールし,選考委員からの質疑応答に緊張しつつも,事業の目的や計画内容について熱い思いを語りました。
当日は,発表団体関係者を含め,総勢約160名の皆さんにご来場いただきました。

平成29年度 事業認定式

2017年7月6日(木)京都市役所において,認定式が行われました。
今年度採択された20団体(一般枠17団体,文化枠3団体)が参加し,門川京都市長から各団体代表者一人ひとりに認定証が授与されました。その後,各団体代表者から事業実施に向けた決意表明がありました。
採択された事業は、今後、本格的に活動をスタートします。各団体の活動は「学まちNEWS」で随時お知らせしていきますので、ぜひご覧ください。

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平成29年度 報告会

事業内容について

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