2019年度

事業概要

高校・大学間の連携・接続教育問題における「国内動向の情報共有と京都における取り組みの情報発信」を目的としてフォーラムを実施しています。

開催概要 

第17回高大連携教育フォーラム

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日 程 2019年12月7日(土)
会 場 キャンパスプラザ京都
テーマ 「教育の接続」としての入試改革
~高校までの資質・能力の育成を大学でどう評価するか~

第1部 基調講演①、基調講演②、パネルディスカッション 230名(先着順)
第2部 第1分科会「国語」 60名(先着順)※増員
第2分科会「地歴・公民」 50名(先着順)※増員
第3分科会「数学」 30名(先着順)
第4分科会「理科」 30名(先着順)
第5分科会「英語」 30名(先着順)
特別分科会①「アドミッション専門人材開発」 60名(先着順)※増員
特別分科会②「高大社連携キャリア教育」 40名(先着順)
情報交換会 60名(先着順)


第1部及び第2部 京都府内の高等学校・大学関係者
上記以外の方(京都府内の企業参加者含む)
※「レジュメ・資料集」「報告集」を含みます。
1,000円
2,000円
 
情報交換会 キャンパスプラザ京都ホールにて行う情報交換会へご参加の方は右金額を事前にお支払ください。 2,000円
主 催 京都高大連携研究協議会(京都府教育委員会/京都市教育委員会/京都府私立中学高等学校連合会/京都商工会議所/公益財団法人 大学コンソーシアム京都)

第17回高大連携教育フォーラムのチラシはこちらからダウンロードできます。

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【第1部】10:00~15:10 基調講演①、基調講演②、パネルディスカッション

開会挨拶
林 信康氏(京都高大連携研究協議会運営委員長/京都女子中学校・高等学校校長)
趣旨説明
山本 以和子氏(大学コンソーシアム京都高大連携推進室長/京都工芸繊維大学工芸科学部准教授)

基調講演①
10:30~11:30
高大接続改革を捉え直す
~コンピテンシーの視点から~
白井 俊氏(独立行政法人大学入試センター試験・研究統括補佐官)
今回の高大接続改革の主眼は、高等学校教育改革・大学入試改革・大学教育改革の3つを連動的に行うことにあるが、これらに通底するのは、コンピテンシーという概念である。基調講演では、コンピテンシーに関する議論を踏まえながら、新学習指導要領や大学入試改革の目指すところについて考えたい。
11:30~11:40 休憩
基調講演②
11:40~12:40
主体性等評価にどう向き合うか
~高校から大学への教育接続を意識して~
西郡 大氏(佐賀大学アドミッションセンター長・教授)
学力の3要素の1つである「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を入試において評価することは決して簡単ではない。しかし、政策的に推進される中、高校と大学が建設的に議論すべきことの1つでもある。本講演では、主体性等評価を捉えるための視点や評価のアプローチを紹介するとともに、「教育の接続」という視点から大学と高校が取り組むべきことについて考える。
12:40~13:40 昼休憩
パネルディスカッション
13:40~15:10
高校までの資質・能力の育成を大学でどう評価するか
パネリスト
白井 俊氏・西郡 大氏・
森口 安紀氏(京都市立塔南高等学校教頭)
大西 俊弘氏(龍谷大学理工学部教授)
コーディネーター
鮫島 輝美氏(京都光華女子大学健康科学部看護学科講師)

【第2部】15:30~17:30 分科会 「学びの接続」を考えるII

昨年度の分科会では、「学びの接続」を実現するために、一人ひとりの若者の資質・能力の育成について高校と大学が対話する場を設けた。今年度は「学びの接続」をさらに実現するため、入試改革に焦点をあてた双方ともに考える機会としたい。
また、2021年1月に大学入学共通テストの実施ならびに入試改革のポイントである英語の民間試験の活用、大学入学共通テストにおける国語・数学の記述問題、さらに主体性等の評価や総合的な評価を含めて、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都府私立中学高等学校連合会、大学コンソーシアム京都で検討し、昨年同様に「国語」「数学」「理科」「地歴・公民」「英語」の分科会を設けた。各教科での高等学校教育と大学入試、大学教育との接続を促進するための具体的な事案を取り上げる議論の場としたい。

第1分科会
【国語】
高大接続改革が拓く国語の可能性
~大学入学共通テストと新学習指導要領から考える~
報告者
島田 康行氏(筑波大学人文社会系/アドミッションセンター教授)
報告者
渡邉 久暢氏(福井県立若狭高等学校教諭)
コーディネーター
景山 晋之介氏(京都市教育委員会学校指導課副主任指導主事)
令和4年度からの新学習指導要領実施に先立ち、令和3年度大学入学者選抜(令和2年度実施)から新しく大学入学共通テストが始まる。これからの国語教育はどのような力の育成を目指していくかを中心に、高大接続改革を通して見えることについて、高大からお招きするお二方の登壇者とともに考える。
第2分科会
【地歴・公民】
主体的・対話的で深い学びを通じ育成する資質・能力
~大学での学びに繋がる力とは~
報告者
木塚 功一氏(京都市立紫野高等学校教諭)
報告者
菅谷 尚平氏(京都市立堀川高等学校教諭)
報告者
平野 寿則氏(大谷大学文学部歴史学科教授)
コーディネーター
滝本 順之氏(京都市教育委員会学校指導課指導主事)
生徒が社会的な見方・考え方を働かせ、主体的・対話的で深い学びを行うことを通じ、生きてはたらく資質・能力の向上を図る授業改善についての実践報告を行う。さらに、教科を通じて身につけさせたい、大学での学びの素地となる資質・能力について大学教授の方のご意見も伺う。これらを踏まえ、生涯にわたる学びを支える資質・能力の向上をはかる授業改善や、それをはかる大学入試(大学入学共通テスト等)について協議を行いたい。
第3分科会
【数学】
スムースな高大連携、数学を楽しみ、学び続ける人を育てるとりくみを交流する
報告者
西村 徳寿氏(京都橘大学発達教育学部児童教育学科准教授)
報告者
早苗 雅史氏(立命館高等学校数学科教諭)
コーディネーター
園田 毅氏(同志社中学校数学科教諭)
高校から大学の学びにスムースにつなぐとりくみ、数学に興味を持ち続けて学び続ける人を育てるとりくみや工夫を交流しましょう。
第4分科会
【理科】
高等学校理科における主体性とは
~育成を目指す資質・能力と大学入試での評価~
報告者
岸本 徹氏(京都市立塔南高等学校教諭)
報告者
有本 淳一氏(京都市立京都工学院高等学校教諭)
コーディネーター
宮越 敬記氏(京都市教育委員会学校指導課指導主事)
高等学校理科の授業において、知的好奇心を刺激し、理科の学びに向う力をどのように育成するかを、高等学校からの授業実践報告を踏まえて考える。また、大学入試において、どのようにこの力を評価するべきか、その手段について、参加者全員で議論する。
第5分科会
【英語】
豊かな表現力につながる思考力の涵養を目指して
報告者
牧野 剛士氏(福井県立敦賀高等学校教諭)
報告者
今井 由美子氏(同志社女子大学表象文化学部英語英文学科准教授)
コーディネーター
藤田 五樹氏(京都府教育委員会高校教育課指導主事)
新学習指導要領で育成が求められている英語力は、表面的な英語の理解にとどまらず、多様な人々との対話の中で、目的、場面や状況に応じて適切な言語材料を思考・判断し、表現するという高次の能力である。本分科会では、深い思考力と豊かな表現力を育成する具体的手法を探りながら、高次の能力の育成法について考え、参加者と意見交流をする。
特別分科会①
【アドミッション専門人材開発】
第3回アドミッション・スペシャリスト能力開発研修会(京都会場)
講師
立脇 洋介氏(九州大学アドミッションセンター准教授)
講師
木村 拓也氏(九州大学人間環境学研究院教育学部門准教授)
コーディネーター
山本 以和子氏(京都工芸繊維大学工芸科学部准教授)
この分科会は、2017年度から設置しており、引き続き入試担当の大学教職員をはじめ入試の専門知識を取得したい方を対象とした高大接続領域の専門性の高い人材開発を目的とした研修会を開催する。今回は、「推薦・AO入試の状況」「入試のリスクマネジメント」について取り上げる。なお、この分科会は九州大学次世代大学教育開発センターとの共同開催となる。
特別分科会②
【高大社連携キャリア教育】
2019年度高大社連携フューチャーセッション公開振り返り会
発表者
高校生・大学生
コーディネーター
杉岡 秀紀氏(福知山公立大学地域経営学部准教授)
コーディネーター
鮫島 輝美氏(京都光華女子大学健康科学部看護学科講師)
「高大社連携フューチャーセッション」とは、高校生・大学生・社会人といった世代、学校間を越えて交流するキャリア教育企画である。今回の分科会では、9月22日京都市内、9月29日京都府北部にて開催した際に参加した高校生・大学生が集い、それぞれの会場で得た学びや気づきを振り返る公開振り返り会をおこなう。本会では、参加者が高校生・大学生の生の声を聴くことで、思考・行動のプロセスを体験し、質疑応答を通して対話の機会とすることを目指す。

情報交換会

17:45~18:45 本フォーラムの会場となるキャンパスプラザ京都にあるホールにて、情報交換会を開催いたします。軽⾷とお飲み物をご⽤意しておりますので、是⾮ともご参加くださいますようお願いいたします。

お申込み

Web申込期間は終了いたしました。

参加に関するお問い合わせは、高大連携教育フォーラム担当
(E-mail:kodai@consortium.or.jp/TEL:075-353-9153)までご連絡ください。

ステップ1
以下の「お申し込み」ボタンからメールアドレスの登録をしてください。
ステップ2
登録したメールアドレスに送信される「参加申込みフォーム」URLにアクセスし、画面の案内に従い入力の上、「申込み完了メール」を受信してください。
ステップ3
郵送される払込票兼請求書にて、2019年11月15日(金)までにコンビニエンスストアで参加費をお支払いください。
ステップ4
登録したメールアドレスに送信される「参加証」を受信してください。
ステップ5
フォーラム当日、「参加証」を持参して受付で提示してください。

申込期間:2019年10月4日(金)9:00~11月1日(金)17:00

申し込み

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※各分科会には定員がございますので、申込み手続き完了後は変更できません。
※開催当日の受付はできません。

実施報告

第17回高大連携教育フォーラム 報告集 【詳しくはこちらから】

 いよいよ2021年1月に大学入学共通テストが実施されるなか、今回は、高校から大学への「教育の接続」を意識した「大学入学者選抜改革」をともに考える機会として、「『教育の接続』としての入試改革~高校までの資質・能力の育成を大学でどう評価するか~」をテーマに開催しました。北は北海道から南は沖縄まで全国から223名の方々に参加いただきました。
 第1部の基調講演①では、独立行政法人大学入試センター試験・研究統括補佐官の白井 俊様に「高大接続改革を捉え直す~コンピテンシーの視点から~」と題してご講演いただき、続いての基調講演②では、佐賀大学アドミッションセンター長・教授の西郡 大先生に「主体性等評価にどう向き合うか~高校から大学への教育接続を意識して~」と題してご講演いただきました。

 午後のパネルディスカッションでは、「高校までの資質・能力の育成を大学でどう評価するか」をテーマに、京都市立塔南高等学校の森口 安紀教頭、龍谷大学理工学部の大西 俊弘教授に、午前の2つの基調講演を受けてそれぞれ高校・大学の立場から感じた意見を発表いただきました。その後、白井様、西郡先生にも加わっていただき、京都光華女子大学健康科学部看護学科講師の鮫島 輝美先生をコーディネーターに、参加者から募った基調講演①や基調講演②に対するコメントをもとに議論していただきました。

 第2部の分科会では、昨年同様に「国語」「地歴・公民」「数学」「理科」「英語」の5教科に加え、特別分科会の「アドミッション専門人材開発」「高大社連携キャリア教育」の7つの分科会にて、各テーマ別に取組事例等の共有や活発な意見交換が行われました。

 分科会終了後の情報交換会では、多くの方が参加され、登壇者や関係者との情報交流の場となりました。

お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 高大連携教育フォーラム 担当
TEL 075-353-9153 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

事業内容について

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